「心より申し上げます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「心より申し上げます」とは? ビジネス用語【一語】

「心より申し上げます」とは?

ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。

「心より申し上げます」とは?

はじめに「心より申し上げます」の意味を解説していきます。

「心より」「心の底から」という意味で使用される、感情を丁寧に強調するための言葉です。

また、「申し上げます」「言う」を謙譲語で表現したものです。

「言う」の謙譲語表現委は、「申す」「申し上げる」がありますが、「申し上げる」のほうがより丁寧な表現なのです。

これに丁寧語の語尾である「ます」が付与されています。

これらのことから、「心より申し上げます」「心から言う」を丁寧な言葉で表現したものだと言えるのです。

「心より申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは「心より申し上げます」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、あなたの会社で昇格試験があったとします。

そして今年は、あなたの先輩が試験を受けていたのでした。

しばらくして、あなたは先輩が合格したことを知りました。

そのため、先輩に声をかけることにしたのです。

このような場合には、「心より申し上げます、おめでとうございます」と述べるとよいでしょう。

これにより、お祝いのメッセージを技巧的な表現で伝達できるのです。

この言葉を使う場合の注意点は、単語の配置にあります。

通常は「心よりお祈り申し上げます」などと使用されるフレーズです。

しかし、「心より申し上げます」にすると、動作の部分が欠落するのです。

そして、このような場合に残る同氏は謙譲語表現された「言う」だけなのです。

そのため、「心より申し上げます」は前後のどちらかで「言う」内容について表現する必要があるのです。

そのため、使い方が非常に難しい言葉だと言えるでしょう。


「心より申し上げます」を使った例文

ここでは「心より申し上げます」を使った例文を挙げていきます。

例文のように、前後に何かしらの言葉を加えることで、文章が成立します。

・『心より申し上げます、おめでとうございます』
・『おめでとうございますと、合格を心より申し上げます』
・『本日、心より申し上げますのは、おめでとうございますという言葉です』

「心より申し上げます」の類語や敬語での言いかえ

それでは「心より申し上げます」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「心より申し上げます」の類似表現

まず「心より申し上げます」の類似表現について解説します。

「心より」「心から」と言い換えられます。

表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。

「心より申し上げます」の敬語表現

つぎに「心より申し上げます」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。

たとえば「心より申します」という言い換えが可能です。

まとめ

このように「心より申し上げます」は、「心から言う」ことを意味するフレーズです。

ビジネスでも使用できる言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。