「とんでもないです」と「とんでもございません」の違いについての解説です。
「とんでもないです」とは?
「とんでもないです」は、道筋を意味する途という言葉にないがついてことで、道理から外れたという意味です。
よって、ビジネスにおいては的外れですや、見当違いですということのほか、自分にはふさわしくないという具合に謙虚な姿勢で、外れていることについて述べます。
一応、道理から外れているということにおいては、間違った言葉でないのですが、この言葉、敬語でもなんでもなく、事実どうだということを述べているだけなので、事実道理から外れているや、的外れだという意味です。
「とんでもないです」の使い方
「とんでもないです」は、申し出を受けて申し出を否定する場合に使用します。
よって、申し出が社長にならないかという申し出だった場合、「とんでもないです」と言って申し出を否定する際に使用します。
他にも、自分にふさわしくないということを強く示し、否定するために使用するのがこのワードで、「昇進なんてとんでもないです」という具合に使用します。
「とんでもございません」とは?
「とんでもございません」は、間違った日本語です。
なぜなら、道筋についてございませんと述べているため、道筋が無いと断言しています。
ただ、この断言の仕方が間違いで、ございませんというワードは、無いという否定を意味するのですが、この部分がなぜ敬語であるかという部分が間違いになり、道が無いという事情について流暢に敬語で言い示すかという問題が出ているのです。
よって、「とんでもないことです」という具合に事実がどうですという具合に言葉を作り出すほうが自然です。
「とんでもございません」の使い方
「とんでもございません」は、相手の意向を否定する際に使用します。
ただ、否定の仕方について引っかかる部分があり、否定する際、なんで敬語なんだという部分があるので強く自分にはふさわしくないというのであれば、はっきりと「ないです」と言えという部分が引っかかるのでこのワードはビジネスにおいては間違った日本語です。
「とんでもないです」と「とんでもございません」の違い
両者の違いは、絶対にない、絶対に違う、ふさわしくないなど絶対に相手の意向に反して否定するか、まんざらでもないかです。
「とんでもないです」は完全否定であり、それゆえ相手は、否定した意志を強く組みます。
逆に、「とんでもございません」は、否定しつつも相手に敬意を示して否定していますので言い方が悪いのですが下心があるとみてよいでしょう。
まとめ
「とんでもないです」は、完全否定なのでそれで用件は終わるとみてよいです。
逆に、「飛んでもございません」は、完全否定ではなく、下心を見せて相手に好かれるための返答だと考えるとよいでしょう。