「お頼みする」と「お願いする」の違いとは?ビジネスでの使い方や例文など分かりやすく解釈

「お頼みする」と「お願いする」の違い ビジネス用語【二語】

この記事では「お頼みする」「お願いする」の違いについて説明していきます。

「お頼みする」とは?

人に頼み事をするという意味の敬語で、「パソコンの設置をお頼みする」などという使い方ができます。

ビジネスの場では目上の人や他の会社に対してに物を頼むという際に使えないことはないですが、「依頼する」「お願いする」などの言いかえが可能であり、2022年時点で広く使われている言葉とはいい難いものがあります。

「お願いする」とは違い願望ではなく、具体的な依頼ということになるため「チームの勝利をお頼みする」「神社で新製品の成功をお頼みする」という言葉は一般的とはいい難いものがあります。

「作業人員の増員をお頼みする」「作業スペースの拡大をお頼みする」などの使い方は可能と言えます。

ただし「お願いする」に置きかえたとしても問題ないとも言えます。

「お願いする」とは?

願うという意味の丁寧語ではありますが、頼むという意味でも使える広い範囲の言葉となっています。

「成功をお願する」などすぐに結果が出ないタイプのことから、「暖房の温度を下げるようお願いする」というようなすぐにできることも対応した言葉です。

「強くお願いする」というように強調した使い方も可能です。

返答として使うシチュエーションもあり、「面接者の名簿をお持ちしましょうか?」「お願いする」というような例文が挙げられます。

ただし「お願いします」の方が一般的であたりも柔らかい言い方ではあります。

ビジネスの場では文書でも使うことができ、「今回の社屋の建設は〇〇建設にお願いする」というような使い方をします。

この場合は記録として残す形で依頼をする際の文章ではないケースもあります。


「お頼みする」と「お願いする」の違い

物事を頼むのが「お頼みする」ですが、頼むという言葉を願うという言葉がある程度内包しているため「お願いする」という言葉のほうが使う範囲が広くなっています。

逆に神社に対して願うとケースで「お頼みする」とは使いにくいと言えるでしょう。

強調はともに可能で「強くお頼みする」「強くお願いする」とすることが出来ますが、「強くお頼みする」という言葉は立ち位置的に使いにくいシーンが多いとも言えます。

お願いするという言葉は簡単なところから使うことが出来るのも強みで、エレベーターの延長ボタンを押してもらうようお願いするなどの使い方があります。

これをお頼みするとした場合意味は近いのですが特定の人に頼んだというとらえ方になることがある点が違いと言えます。

願うと頼むの言葉の広さの差が違いにも現れていると言えます。

まとめ

「お頼みする」「お願いする」はお願いするをメインに使っていっても問題ない言葉とは言えます。

頼むという言葉を明らかに使っているケースでもお願いするとしても問題ないとすら言えますが、周りに合わせてお頼みするということもありえます。