「アクション俳優」と「スタントマン」の違いとは?職業や仕事(ビジネス)を分かりやすく解釈

「アクション俳優」と「スタントマン」の違い 職業の違い

この記事では、「アクション俳優」「スタントマン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「アクション俳優」とは?

普段は「俳優」として活動しており、映画やドラマのシチュエーションによっては、アクションシーンの演技もこなします、というのが「アクション俳優」です。

シリアスな表現力が勝負の演技から、体を張ったパワフルなアクション演技も出来ます、というのがウリの俳優と言えるでしょう。

「スタントマン」とは?

高所から飛び降りたり、火だるまになったり、命にかかわるような危険なシーンを演じなければいけない場合があります。

その際、俳優や女優が演じれば大怪我につながる恐れがあります。

そこで、危険なアクションについて学び、訓練した人たちを代役として起用します。

その代役の人たちを「スタントマン」と呼びます。


「アクション俳優」と「スタントマン」の仕事の違い

アクション俳優は、普段の演技に加えアクションをこなすことも出来ます。

アクションシーンの撮影では、本人が演技していることを証明するため、あえて顔や表情が分かるようなアングルで撮影されることもあります。

一方で、スタントマンのアクションシーン撮影では、俳優の代役としてアクションを務めているため、スタントマンの顔や表情が映し出されるのはNGとなります。

NGとならないように、カメラアングルやカット割りなどが工夫され、自然な流れで俳優に切り替わるよう、慎重に演技と撮影が行われます。

また、シーンによっては、極力俳優に表情や仕草を近づけるような演技が要求されることもあります。

運動神経が良いだけではこなせない演技シーンもあり得ます。

スタントマンの顔や表情が映し出されることを回避できれば、アクションや危険なスタントを存分に生かすことが出来ます。

例えば、子供たちに大人気の、ヒーローや敵キャラクターなどの通称“被り物”と呼ばれるスタイルで出演することにより、俳優がヒーローに変身した姿、あるいは敵のモンスターキャラクターとして、画面の中で思いっきり暴れまわることが出来るわけです。

「アクション俳優」と「スタントマン」の給料面の違い

俳優は、基本的には芸能事務所とマネジメント契約を結び、在籍という形で、事務所からの給料が収入となります。

月給制や出来高制など契約によって様々あるようです。

中でも、TVCM出演料が高額と言われています。

映画やドラマ、舞台などの出演料は、テレビ局やその時の企画の規模によって、あるいは、俳優のキャリアによって幅があるようです。

スタントマンも同じく事務所に在籍していますが、スタントマン専門事務所というのがあります。

スタントを学んだ人たちが、所属事務所スタントマンとして起用されます。

命の危険があるような高難度のスタント演技では、高額な給料が設定されています。

例えば、ベテランスタントマンの全身火だるまシーンでは、ワンシーン100万円とも言われています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「アクション俳優」「スタントマン」は、演技するという意味では同じ業界の仕事になりますが、危険なアクションを専門にこなす職業として、「スタントマン」が必要不可欠ということが分かります。

顔のアップこそ画面に映りませんが、迫力のアクションと命がけのスタントは、俳優にはマネできない専門技術と言えます。