この記事では、「偶然」と「当然」の違いを分かりやすく説明していきます。
「偶然」とは?
「偶然」は、ビジネスにおいては、予測できない事態のことを意味します。
よって、責任を求められた場合、予測できない事態だったが故、責任を取るべきではない場合に「偶然」という言葉を使用します。
例を挙げますと、「偶然故障した」というケースは、運が悪く故障をしたということになるため、責任のありどころは、分からないということです。
これが「当然故障した」の場合、故障を予想できているのでこれは責任のありどころは故障すると予測していた人物にあります。
「当然」とは?
「当然」は、当たり前のことで、ビジネスでは結果があたりまであるとします。
例えば、「当然の結果」は、出来て当たり前の結果であるという意味で、「当然」は、絶対であるという意味です。
よって、「当然」をビジネスで使用する場合、相手に対して絶対であると述べているため、絶対が果たされないといけません。
「偶然」と「当然」の違い
「偶然」と「当然」の違いは、予想できないことについて仕方がないというニュアンスで終わらせるか、仕方がないで済まさず、当然であるとするかです。
「当然」は、その名の通り、結果ありきでどうであるということで、「偶然」は、結果が分からず、予想できないことです。
「偶然」の例文
・『偶然パソコンが壊れました』
この例は、たまたまパソコンが壊れたと述べています。
よって、この結果については仕方がないというニュアンスで片付けようとしてます。
ただ、本当にたまたまパソコンが壊れたかどうかについては未知数です。
「当然」の例文
・『パソコンが調子が悪いにもかかわらず使っていれば、当然壊れるわな』
この例は、パソコンの調子が悪いにも関わず、修理やメンテナンスを行わずに使用していれば、壊れるのは当たり前だと述べています。
この例の場合、「当然」は絶対であると述べており、絶対であるという部分はパソコンが壊れるという部分です。
まとめ
「偶然」と「当然」については絶対性が異なります。
ビジネスで、絶対だという方は、「当然」で当然は結果ありきで予測できるが故、その結果に至ります。
例えば、会社に出社しない=「当然減給」など、分かり切っていることがどうであるかを述べるのが「当然」です。
逆に、「偶然」は、予想できない結果に対してどうしようもなかった場合に使用するフレーズですが、本当に予想できなかったかどうかを問われると分かりません。
何故なら、「偶然」という側が意図してそう仕向けた場合、「偶然」ではなく、必然になり必ずそうなると意図している側は分かっているとなるのです。
つまり確信犯でパソコンが壊れるよう仕向けた場合、これは「偶然」ではなく必然になるんですが、黙っていれば偶然で済むのであればこれは、「偶然」になります。
よって、「当然」だけが確信をもって結果について色々と言えます。