「リソース」と「アセット」の違いとは?(ビジネス用語)を分かりやすく解釈

「リソース」と「アセット」の違い ビジネス用語【二語】

「リソース」「アセット」の違いとは?

ビジネスでの使い方や例文などを交えながら、分かりやすく解説していきたいと思います。

「リソース」とは?

はじめに「リソース」について解説していきます。

「リソース」とは「資源」を示す言葉です。

この「資源」は広い意味を指しており、人的資源や物的資源があります。

ヒト・モノ・カネのどれでもよいのです。

「アセット」とは?

つぎに「アセット」を解説します。

リソースが「資源」なのに対して、「アセット」「資産」と訳されることが多いと言えます。

たとえば自社にとって優位性の根源となっているような資源については汗「アセット」と表現されることが多いでしょう。


「リソース」と「アセット」の違い

それでは「リソース」「アセット」の違いはどこにあるでしょうか。

どちらを使うか迷う場合には、対象物の特長に着目するとよいでしょう。

「リソース」は、主に企業活動により消費されるものを指す傾向が強いと言えます。

お金も、材料も、労働力も、使えば使うだけなくなっていきます。

つまり原料や燃料のようなものを「リソース」と考えるとよいでしょう。

一方で、特許などはどうでしょうか。

企業活動において、特許を使用しても消費されることはありません。

このようなものは「アセット」と表現されることが多いのです。

ただし、企業によっては人材を会社の財産ととらえて「人的アセット」などと表現することもあるので、所詮はとらえ方の問題であるとも言えるでしょう。

あくまでも、使い方に傾向や特徴がある程度にとらえておくほうがよいでしょう。

「リソース」の例文

ここでは「リソース」の例文を挙げていきます。

マンパワーや資源のようなものに対して「リソース」と表現すると、収まりの良い表現になると言えるでしょう。

・『リソース不足が原因で中止になってしまった』
・『このような場合は、人的リソースに頼るしかない』
・『外部リソースを上手に活用することをおすすめします』
・『リソースを確保するのが喫緊の課題だ』

「アセット」の例文

ここでは「アセット」の例文を挙げていきます。

例文から「リソース」よりも「技術やノウハウ」などの無形のものや知的財産に対して使用するとフィットすることが分かるのではないでしょうか。

・『この特許は、当社のアセットと言えるでしょう』
・『生き残るためには、差別化できるアセットが必要である』
・『他の追随を許さない技術力が、当社のアセットである』
・『将来的に、重要なアセットになることでしょう』

まとめ

このように「リソース」「アセット」は似ているようで違うことを示す言葉です。

厳密ではないものの、使い方に住み分けがされているので、違いに注意して使用するとよいでしょう。