「アフターサービス」と「瑕疵担保責任保険」の違いとは?(ビジネス用語)を分かりやすく解釈

「アフターサービス」と「瑕疵担保責任保険」の違い ビジネス用語【二語】

この記事では、「アフターサービス」「瑕疵担保責任保険」の違いを分かりやすく説明していきます。

「アフターサービス」とは?

アフターサービスは、英語の「アフターセールスサービス」が元となっている言葉です。

商品を販売した際に、販売者が購入者に対して修理、問い合わせ対応、保守など購入者が商品を使う上でメリットとなる作業を主に無償で提供します。

アフターサービスは主に、下記のような内容で実施されることが多いです。

・商品を使う上で生じた、問い合わせへの対応 ・故意、重度の過失でない場合において、商品の無償での修理対応 ・定期的なメンテナンス、アップデートが必要となる製品について、一定期間のメンテナンス、更新対応 アフターサービスは、商品の販売者が購入者に対してより好意を持ってもらったり、商品の付加価値として購入意欲を高める目的で提供されるものが多いです。

「瑕疵担保責任保険」とは?

瑕疵担保責任とは、商品を製造、販売する側が、不良品・欠陥品を発生させたことについて発生する責任です。

瑕疵担保責任保険とは、提供した商品に不良事項や欠陥があった場合に、代替品の送付、欠陥事項の修正や欠陥によって生じた被害金額の支払いなどの対処を行う制度、および実際に欠陥が生じた際にどこまで補償するのか定めらた範囲のことを言います。

瑕疵担保責任保険は主に、下記のような内容で実施されることが多いです。

・販売された住宅について、居住の明らかな障害となることが発覚した場合、修繕・建て替えに際して発生する費用を住宅事業者が負担する
・委託された業務について、実施内容に不備があったことが発覚した場合、業務を請け負った事業者は不備を解決するための追加の業務の提供や、委託金額の一部返金を実施する
瑕疵担保責任保険は、商品を製造、販売する側が強制されるものなので、保険が存在する限りは販売者の意思に関わらず必ず実施されます。


「アフターサービス」と「瑕疵担保責任保険」の違い

この2つの言葉には大きな違いとして下記があります。

「アフターサービス」:商品を販売する側が、商品についての印象や、顧客の定着を狙って、商品に付加価値として実施する内容のこと。

「瑕疵担保責任保険」:商品を製造・販売する側が、不良品・欠陥品を発生させた際に、その欠陥を補填することを取り決める内容のこと。

まとめ

商品を購入する際に、アフターサービスとして受けられる内容を知らなかったことで満足にいく使用ができなかったり、瑕疵担保責任保険を知らなかったことで不良品について泣き寝入りしてしまうと、購入者側が損をしてしまいます。

その商品についてどのような「アフターサービス」「瑕疵担保責任保険」が存在するかを確認しておくことで、商品を購入した後の満足度は変わってくるでしょう。