「ご放念いただけますと幸いです」についての解説です。
「ご放念いただけますと幸いです」とは?意味
上記の言葉は、とても丁寧に言う物事の表現で、意味については、気にしないでいただくと嬉しいですという意味です。
「放念」という部分が気にしないことでいただけますという部分が相手に対して下手に出て物事を頼む行為であるため、この言葉は、気に留めないでもらえればうれしいという意味になります。
「ご放念いただけますと幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご放念いただけますと幸いです」は、気に留めないでもらえるとありがたいという意味なので、ビジネスにおいては、商談においての誤差などでわずかな誤差について気にしないでもらいたいという場合に使用するのですが、問題は誤差が本当に気にならないかどうかです。
つまり、誤差が実はものすごく大きい場合、気になさらずという言葉は通用しない上、ましてや気にしないでくれると嬉しいと述べた日には、ビジネスパートナー側からすれば、なんだこの糞みたいな企業・・・と内心快く思わないでしょうから、「ご放念いただけますと幸いです」が通用するのは、わずかな誤差を相手が許容する場合のみです。
「ご放念いただけますと幸いです」を使った例文
・『今回の売り上げの減少についてはわずかですので、ご放念いただけますと幸いです』
この例は、売り上げが悪いことについてはわずかなので、気にしないでもらえればうれしいと述べているのですが、これは株主や会社に投資をしている側に対する説明である場合、実はNGでなぜ、売り上げが悪くなっているかを説明していません。
よって、このケースでは、売り上げが悪くなった理由を説明したうえで、納得してもらえれば、嬉しいという言い方をすべきです。
「ご放念いただけますと幸いです」の返答や返信例
「ご放念いただけますと幸いです」は、相手側が気にならない程度であれば、返事は、「わかりました」で済むんですが、相手側が気になる範囲である場合、「ちょっとまって、おかしいのでは?」という返答をして、どう考えても気になるだろうという意見を述べてもよいです。
ビジネスにおいては、気になることは質問をする権利がありますので、それを遮るということは明らかに怪しいので、質問すら通さない姿勢がある場合、商談を破断してもよいでしょう。
まとめ
「ご放念いただけますと幸いです」は、いわば、気にしないでくれるとありがたいという姿勢ですので、ビジネスにおいては些細なことでないといけません。
よって、相手側が、「ちょっとまって、おかしいやん」と言い出すとこの言葉の効力は完全に失われ、相手から質問攻めになること必須です。
よって、絶対に、この言葉を使用する場合、ビジネスの席においては相手側にとって些細なことでないといけません。
この些細な部分というのが難しく、ビジネスはシビアに見た場合、些細な部分でも売り上げや利益に関わるとなると相手側は些細な部分を許さないことがあり得ますので、この言葉で些細なことを許してもらえると嬉しいと述べるのは、実のところ、会社側の甘えだと言われても仕方ありません。