この記事では「頂戴したお言葉」について解説をします。
「頂戴したお言葉」とは?意味
もらった言葉、という意味です。
「頂戴」は、「もらうこと」をへりくだっていう語です。
もらうのは、話し手側になります。
「た」は、動作や作用が過去に行われた意を表します。
つまり、言葉はすでにもらっているということです。
「お言葉」は、相手を敬ってその発言をいう語です。
「お」をつけることで、敬意を表す言い方になります。
「頂戴したお言葉」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、他人からもらった言葉を指して用いるものです。
「お言葉」と敬意を表す言い方にしているので、言葉をくれた人は敬うべき人です。
自分と同等、または下の立場のものの言葉であれば、「頂戴」「お言葉」という言い方はしません。
この場合は「もらった」「言葉」などとした方が違和感がありません。
もらった言葉をわざわざ話題に出しているので、その言葉は話し手にとって何らかの意味があるものです。
普段の何気ない言葉なら、話題に出すことはないでしょう。
たとえば、その言葉が励みになる場合です。
ある言葉が、「仕事を頑張ろう」という心の支えになったとします。
その言葉をうれしく思い、またそのような言葉をかけてもらったことに感謝をしています。
このようなときに、「頂戴したお言葉を励みに~」のような使い方をします。
異動をするときに、うれしい言葉をもらうことがあります。
これまでよく頑張ってきた、異動先でも頑張って欲しいといった言葉です。
こういった言葉をもらい、うれしく思う気持ちや感謝の気持ちを伝える際にも、この言葉を用います。
「頂戴したお言葉」を使った例文
・『頂戴したお言葉を忘れずに努力いたします』
「頂戴したお言葉」の返答や返信例
どのような場面なのかによって、返答しない場合があります。
異動などの理由でみんなの前であいさつをしているときに、この言葉が使われている場合には、返答はしません。
個人的に伝えられているときは、この後に続く言葉によって返答の内容が変わります。
もらった言葉を励みにするという意味の言葉が続く場合は、その気持ちを肯定するような返答をするとよいでしょう。
再度、励ましの言葉をかけてもよいかもしれません。
その言葉を忘れずに努力するという言葉が続くならば、応援の気持ちを伝えるとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、話し手がもらった言葉を指しています。
言葉をくれたのは、敬うべき人です。
もらった言葉に対して、何らかの感情が生じたときに用いる場合が多いです。
その言葉がうれしかった、励みになったなどの場合に使うことがあります。