「畏敬の念に打たれる」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「畏敬の念に打たれる」とは?
「畏敬の念に打たれる」は、心から服して敬うような場合に使用できる言葉です。
「畏敬」は「いけい」と読みます。
これは、「畏れる」と「敬う」が熟語になったものです。
「畏れる」は「怖い」とは違い、「かしこまる」に近い意味を持ちます。
これに「敬う」を加えることで、恐縮しながら敬意を表す事を「畏敬」という言葉で言い表しているのです。
なお、「畏敬の念」とは、畏れ敬うような気持ちを表しています。
これに「打たれる」を付け加える事で、激しく感じる様子を強調して表しているのです。
「畏敬の念に打たれる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「畏敬の念に打たれる」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、ある人物にプログラミングを委託したとします。
すると、その人物は、大変高度な技術を持っていたのでした。
このような場合には、「あまりにスキルが高いため、畏敬の念に打たれるばかりでした」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の能力の高さに畏れ敬う様子を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「打たれる」の使い方に注意しましょう。
これは敬語を含まない表現になっています。
これに丁寧語を付与すれば「打たれます」のようになります。
使用する状況によって、適切な語尾に変更して使用するとよいでしょう。
「畏敬の念に打たれる」を使った例文
「畏敬の念に打たれる」を使った例文を挙げます。
例文のように、語尾を付け加えて文末を完成させると、自然な印象の表現を作り出す事ができるのです。
・『畏敬の念に打たれるばかりでした』
・『畏敬の念に打たれることになりました』
・『畏敬の念に打たれるとは思いませんでした』
「畏敬の念に打たれる」の類語と敬語での言いかえ
それでは「畏敬の念に打たれる」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「畏敬の念に打たれる」の類似表現
「畏敬の念に打たれる」の類似表現には、「畏怖の念に打たれる」があります。
「畏敬」と「畏怖」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「畏敬の念に打たれる」の敬語表現
「畏敬の念に打たれる」を、敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「畏敬の念に打たれます」のように言いかえできます。
まとめ
このように「畏敬の念に打たれる」は、心から服して敬うような場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。