「設定させていただければと存じますがいかがでしょうか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「設定させていただければと存じますがいかがでしょうか」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「設定させていただければと存じますがいかがでしょうか」について解説をします。

「設定させていただければと存じますがいかがでしょうか」とは?意味

ある物事を定めたいと思うけれどどうですか、といった意味です。

設定をした方がよいかを尋ねています。

「設定」は、ある事柄や条件を定めることです。

「させていただけ」「させていただく」のことで、相手に許しを求めることによって、ある行為を遠慮しながら行う意を表します。

「ば」は、実現していない事柄を実現したと仮定する条件を表します。

「存じ」「思う」「考える」の意の謙譲語です。

「いかがでしょうか」は、どうしますかと尋ねる意を表します。

「設定させていただければと存じますがいかがでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、話し手がある事柄を定めたいというときに用います。

そうしたくても、相手の許可を得なければなりません。

たとえば、A社が他社に機械を納品したとします。

この機械を使うためには初期設定をする必要があります。

取扱説明書を読めば、誰でも初期設定を行うことができます。

「せっかく機械を持って他社に来たのだから、ついでに設定もしていこうか」とA社の人が思ったとします。

しかし、自社の製品であろうと勝手に設定をしてはいけません。

他社としては、他人に勝手なことをして欲しくないのです。

そこで、相手の許可を得るためにA社の人がこの言葉を用います。

「いかがでしょうか」「それをしてもよいか」と許可を求めているので、「させていただく」は使用しなくてもよいです。

「設定をしてもよろしいでしょうか」のような言い方ができます。


「設定させていただければと存じますがいかがでしょうか」を使った例文

・『設定させていただければと存じますがいかがでしょうか。数分程度で終わります』

「設定させていただければと存じますがいかがでしょうか」の返答や返信例

設定をしてもらいたいならば「お願いします」の意を伝えます。

その場で設定をしてくれることもあれば、日を改めて設定をすることもあります。

すぐに終わるようなものなら、その場で設定をしてくれるでしょう。

設定はしなくてよいならば丁寧に断ります。

好意でこのように申し出てくれているので、相手の気持ちに配慮しながら断りましょう。

「せっかくですが」「ありがたいのですが」など一言あると気遣いを示せます。

まとめ

この言葉は、設定をしてもよいか許可を得るために用いるものです。

他人に勝手なことをやられると不快になる人もいるので、許可を得るようにしましょう。

一言声をかけておけば、何かをされる側が嫌な思いをせずに済みます。