この記事では、ビジネスシーンでもしばしば使われる言葉の「深く賛同する」について、その意味や使い方や言い換え等を、分かりやすく説明します。
「深く賛同する」とは?意味
「深く賛同する」の読みは「ふかくさんどうする」で、「他人の意見や提案等に、非常に賛成し、同意すること」を意味する表現です。
「深く」には「物事の程度や分量が多いこと」の意味があり、そこから「深く」は「非常にや、強く」を意味します。
また「賛同する」は「賛成し、同意すること」を意味するので、「深く賛同する」は「他人の意見や提案等に、非常に賛成し、同意すること」の意味となるのです。
「深く賛同する」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この「賛同する」は「賛成し、同意すること」ですが、そこに「深く」が付いているので、単に会議でちょっとした事柄をどうすべきかを議論している際に使うのは少し大げさと言えます。
会議なら、重要な案件に対する議論が紛糾し、中々結論を得られないような場合に、集約に向けて、自分は誰かの意見に「深く賛同する」と表現するケースで使う程度と言えるでしょう。
会社においては、「経営理念」があり、それを踏まえて「中期経営計画」が策定され、そして毎年「事業計画」が立てられ、それを社長が方針と共に社員に示します。
こうした理念や方針は、会社の羅針盤であり、非常に重要な事柄です。
従って、その会社の理念や方針に社員が共感する場合に、「深く賛同する」と言った表現がよく使われます。
また、大卒の入社面接時に提出するエントリーシート等に志望動機として「御社の経営理念に深く賛同して」と言った表現がしばしば使われるのも、会社にとって最も大切な事柄に共感し、深く賛同すると、自己PRとしてもしばしば使われるのです。
「深く賛同する」を使った例文
・『本年の社長の方針発表には、多くの社員が感銘し、深く賛同する意思を示した』
・『私は対立する両部長の意見の、A部長の方の意見に深く賛同します』
・『企業の志望動機に経営理念に深く賛同することが挙げられていますが、学生が本当にそう思っているかは疑わしいです』
「深く賛同する」の類語や言い換え
「賛同する」の類語としては「賛成する」や「同意する」や「支持する」が挙げられます。
また「深く」の類語としては「強く」や「非常に」を挙げることが出来ます。
従って「深く賛同する」は、「深く」を類語に換えて「強く賛同する」等と言い換えることが出来ますし、また「賛同する」を類語に換えて「深く同意する」等と、言い換えることも出来ます。
さらに、両方の類語を組み合わせて「強く支持する」や「非常に賛成する」等と言い換えることも可能です。
まとめ
「深く賛同する」とは、「他人の意見や提案等に、非常に賛成し、同意すること」を意味する表現です。