この記事では「身に余るお言葉をいただき」について解説をします。
「身に余るお言葉をいただき」とは?意味
自分の身分や業績を超えた言葉をもらって、という意味です。
「身に余る」には、取り扱いが自分の身分や業績を超えてよすぎるという意味があります。
よい場合だけをいい、悪いことはいいません。
「お言葉」は「言葉」に「お」をつけた丁寧語・美化語です。
「いただき」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
「身に余るお言葉をいただき」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄をした際に、自分の身分などを超えていると思われる言葉をもらったときに使用をします。
「いただき」の後には、「光栄です」「ありがとうございます」など、うれしい気持ちや感謝の気持ちを伝える言葉が続きます。
つまり、自分の気持ちを表す際に用いるのです。
「身に余る」の使い方を説明します。
「身に余る」は、人からの取り扱いが自分の身分や行いを超えてよすぎることを意味します。
たとえば、ある作家が非常に有名な文学賞を受賞したとします。
この作家は、自分のことをまだまだ至らないところがあると思っています。
至らないところがある自分が文学賞をもらうのは、身分が過ぎていると感じています。
このようなさまが「身に余る」が意味するものです。
「身に余るお言葉」は、それが言葉についての場合をいいます。
賞賛の言葉がこれにあたります。
賞賛をもらうのは頻繁にないことなので、「身に余るお言葉」をもらうことは少ないでしょう。
何かをしたときに相手から「ありがとう」「助かる」などの言葉をもらいますが、こういった言葉は「身に余るお言葉」にはあてはまりません。
「身に余るお言葉をいただき」を使った例文
・『身に余るお言葉をいただき、感謝しております』
・『身に余るお言葉をいただき、光栄です』
「身に余るお言葉をいただき」の返答や返信例
この言葉が使われるのは、主に素晴らしい業績をあげたときです。
素晴らしい業績をあげたものには、これからのことを期待することでしょう。
そのため、「これからも期待している」のような、頑張って欲しい気持ちが伝わる言葉を返答します。
「身に余るお言葉」を送るのは上の立場のものです。
「身に余るお言葉をいただき」という言葉を使用するのは下の立場のものです。
そのため、返答に敬う言葉を使用せずとも失礼ではありません。
まとめ
この記事では「身に余るお言葉をいただき」について解説をしました。
身分を超えたよい言葉は滅多にもらえるものではありません。
そういった言葉をもらえたなら光栄だといえるでしょう。
そういった機会があるように頑張りたいものです。