この記事では、「体に気をつけて頑張ってください」の意味を分かりやすく説明していきます。
「体に気をつけて頑張ってください」とは?意味
「体に気をつけて頑張ってください」は、「遠く離れた職場にいる人に対して、健康を気遣い、励ます時の丁寧な表現」という意味です。
移動や転勤、転職などで現在の職場から去る人を祝福する言葉としても使われます。
これからも仕事を続ける人が対象で、退職して自宅で過ごす人には使われません。
文法的に間違いはないのですが、口語的な表現で、目上の人でも親しい関係に使われます。
特に「頑張ってください」は上から目線で、目上の人に対して使うのは失礼だと怒られることもあります。
より目上の人に対しては「お体にお気をつけて、益々のご活躍をお祈り申し上げます」と丁寧な表現に言い換えましょう。
「お体にお気をつけて、益々のご活躍をお祈り申し上げます」の成り立ち
「お体にお気をつけて、益々のご活躍をお祈り申し上げます」は「お体+に+お気をつけて+益々+の+ご活躍+を+お祈り+申し上げます」で成り立っています。
「お」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「体」は「相手の健康」という意味、「に」は助詞、「お」は尊敬の接頭辞、「気をつけて」は動詞「気を付ける」の連用形で「注意を向ける」という意味、「益々」は「程度が一層はなはだしくなる様子」という意味、「の」は助詞、「ご」は尊敬の接頭辞、「活躍」は「めざましく活動すること」という意味、「を」は助詞、「お」は自分の動作をへりくだる接頭辞、「祈り」は動詞「祈る」の連用形で「心から望む」という意味、「申し上げます」は動詞「言う」の謙譲語「申す」をより丁寧にした言葉です。
尊敬語と謙譲語、丁寧語が含まれていますので、目上の人に使えます。
「お体にお気をつけて、益々のご活躍をお祈り申し上げます」の言葉の使い方や使われ方
「お体にお気をつけて、益々のご活躍をお祈り申し上げます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『お忙しいとは思いますが、お体にお気をつけて、益々のご活躍をお祈り申し上げます』
相手が非常に忙しい状態であることを知っていて気遣う挨拶に使われます。
『くれぐれもお体にお気をつけて、益々のご活躍をお祈り申し上げます』
今の職場を去って新しい職場に移る人を励ます言葉として使われます。
「お体にお気をつけて、益々のご活躍をお祈り申し上げます」の類語や言いかえ
「お体にお気をつけて、益々のご活躍をお祈り申し上げます」の類語や言いかえは以下の通りです。
「お忙しい毎日、どうぞご自愛ください、益々のご成功を祈りしています」
少し長くなりますが、相手の健康を気遣い、仕事で成功することを願うという誠実な気持ちを伝えます。
「益々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます」
移動・退職の挨拶メールや、年賀状の挨拶文としてよく使われます。
まとめ
今回は「お体にお気をつけて、益々のご活躍をお祈り申し上げます」について紹介しました。
「お体にお気をつけて、益々のご活躍をお祈り申し上げます」は、「相手の健康を気遣い、是非成功して欲しいと願う気持ちを伝える丁寧な表現」と覚えておきましょう。