「拓けた場所」とは?
使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「拓けた場所」とは?
「拓けた場所」は「ひらけたばしょ」と読みます。
「拓く」は「未開の土地を開拓、開墾する」ような場合に使用される言葉です。
これを拡張した使い方として、「新あたらしい分野に取り組むこと」を「拓く」と表現することもあります。
また、平易な言葉で「開く」との表現も可能です。
しかし、「開く」という表現を使うよりも、「拓く」を使用するほうが、より自分の意思により未開の地を「ひらく」印象が強くなります。
ここでは「拓けた場所」としていますが、単純に見通しのよい場所を示しているわけではないのです。
これは、自分が、もしくは誰かが意図的に切り開いたものであることを、強調して示しているのです。
「拓けた場所」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「拓けた場所」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが新しく店舗を建設しようとしていたとします。
しかし、建設場所は田舎であり、ちょうどよい土地が見つかりませんでした。
このような場合には、「もう少し拓けた場所はないでしょうか」と述べるとよいでしょう。
「拓けた」は人間の意思によりことを強調できる言葉です。
そのため「拓けた場所」は人間の手により開拓されたことを示し、間接的に発展している場所を示す使い方もできるのです。
この言葉を使う場合は、活字表現で活きるものだということです。
「拓けた」と「開けた」は、活字で使い分けると意味の違いを強調する効果があります。
しかし、会話で使用する場合には、特に意図が伝わらないのです。
「拓けた場所」を使った例文
「拓けた場所」を使った例文を挙げます。
・『もう少しだけ、拓けた場所に出店したい』
・『建物を建設できるような、拓けた場所を探しております』
・『このような田舎ですと、拓けた場所を探すのが難しいのです』
「拓けた場所」の類語や言いかえ
「拓けた場所」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「拓けた土地」
「拓けた場所」の類語には、「開けた土地」があります。
「拓けた」という言葉を使用する場合には、地理的な用途のことが多いため、「土地」と言いかえできるのです。
「発展した場所」
「発展した場所」も「拓けた場所」の類語と言えます。
こちらは、地理的な意味よりも、「田舎ではない」ことを示す言葉として使用する場合の類語なのです。
まとめ
このように「拓けた場所」は、人間に意思により開拓された場所、さらには発展した場所のような意味で使用できる慣用句です。
ビジネスでも使用できるものですので、おぼえておくことをおすすめします。