「名残りはつきませんが」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「名残りはつきませんが」とは?
「名残りはつきませんが」は、別れを惜しむ気持ちがおさまらない場合に使用できる言葉です。
「名残り」は「なごり」と読みます。
これは、「物事が過ぎ去ったあとに、影響が残っていること」を意味する言葉です。
これは、誰かとの別れを惜しむ場面で使用される事が多いと言えます。
「名残りがつきない」とは、「名残りが尽きない」と表記できます。
「尽きない」は、「尽きる事がない」や「いつまでも続く」のような意味で使用できます。
つまり、別れを惜しむ気持ちがおさまらない場合に、「名残りはつきませんが」という言葉を使用できるのです。
「名残りはつきませんが」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「名残りはつきませんが」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、懇意の相手と会食していたとします。
なかなか会えない相手でしたが、そろそろ会食を終了する時間になっていたのです。
このような場合には、「名残りはつきませんが、そろそろ終了の時間です」と述べるとよいでしょう。
これにより、別れを惜しむ気持ちが尽きない様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「名残り」の使い方に注意しましょう。
これは、「別れを惜しむ気持ち」のように言い換える事ができます。
この場合は分かりやすい表現になる反面で、冗長な印象の言葉になってしまいます。
全体のバランスを考えながら、上手に使い分けるとよいでしょう。
「名残りはつきませんが」を使った例文
「名残りはつきませんが」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段に応じた内容を続けて述べると、自然な文章を作成できます。
・『名残りはつきませんが、そろそろ終了する時間です』
・『名残りはつきませんが、もう出発しなければなりません』
・『名残りはつきませんが、終電の時間が近づいて参りました』
「名残りはつきませんが」の類語と敬語での言いかえ
「名残りはつきませんが」の類語と敬語を解説していきます。
「名残りはつきませんが」の類似表現
「名残りはつきませんが」の類似表現には、「名残りはおさまりませんが」があります。
「つきませんが」と「おさまりませんが」は、同じような意味で使用できる言葉なのです。
「名残りはつきませんが」の敬語表現
「名残りはつきませんが」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「名残りはつきぬかと存じますが」に言いかえできます。
まとめ
このように「名残りはつきませんが」は、別れを惜しむ気持ちがおさまらない場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。