「この場をお借りしてお伝え」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「この場をお借りしてお伝え」とは? ビジネス用語【一語】

「この場をお借りしてお伝え」とは?

使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。

「この場をお借りしてお伝え」とは?

「この場をお借りして」は、何かの場面に乗じていることを示しています。

この言葉を使用する場合は、メインテーマが存在します。

そして、そのメインテーマのことを「この場」と表現しています。

さらに、「お借りして」と表現していることから、そのメインテーマとは直接的には関係のない話題に触れることを予告しています。

つまり、「この場をお借りして」は、直接的な関係のない話題に触れる場合の「前置き」として使用できる言葉なのです。

これを「この場をお借りしてお伝え」とすると、「主題と関係の無い話をします」ということを意味して使用できる言葉になるのです。

「この場をお借りしてお伝え」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは「この場をお借りしてお伝え」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、あなたが会議に参加していたとします。

会議の主題は、今月の営業戦略についてでした。

そしてあなたは、その会議のメンバーに連絡事項があったのです。

このような場合には、会議が終わりそうな場面で「この場をお借りしてお伝えしたいことがあります」と申し出るとよいでしょう。

これにより、会議の主題とは関係のない話題が始まることを、聞いた相手は認識できるのです。

この言葉を使用する場合は、接頭語の「お」の使い方に注意しましょう。

「お借りして」「お伝え」「お」が連続するため、少しくどい印象を与えるのです。

これは誤用ではないので、このまま使用しても問題ありません。

しかし、少しライトな表現にするには、「借りてお伝え」「お借りして伝え」など、どちらか一方のみに接頭語を付けるような言いかえも可能なのです。


「この場をお借りしてお伝え」を使った例文

「この場をお借りしてお伝え」を使った例文を挙げます。

この言葉が、主題から話題を転じるために使用されることを意識すると、上手に使いこなせることでしょう。

・『この場をお借りしてお伝えしたいことがあります』
・『この場をお借りしてお伝えするのは大変恐縮ですが』
・『この場をお借りしてお伝えしたいと思います』

「この場をお借りしてお伝え」の類語や言いかえ

「この場をお借りしてお伝え」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「よい機会なので」

「この場をお借りして」の類語には「よい機会なので」があります。

「この場」「機会」は似ている言葉なので、同じように使用できる言葉といえるのです。

「この機会を借りて」

また、「この機会を借りて」「この場をお借りして」の類語と言えます。

こちらも、「この場」「この機会」に言い換えたものなので、同様に類語として成立するのです。

まとめ

このように「この場をお借りしてお伝え」は、主題から話題を転じる場面で使用できるフレーズです。

ビジネスでも使用できる言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。