「こんなご時世ですが」という言い回しについての解説です。
「こんなご時世ですが」とは?意味
「こんなご時世ですが」は、印象付けを行う意味があり、ビジネスにおいては相手側に商売がやりにくい時代であると印象付けを行う言い回しになります。
この言葉が飛び出したということはお互いが商売がやりにくいという認識があり、両者とも商売がやりにくいからどうであるかという前置きになるのがこの言葉の持つ意味です。
この前お気を活用すれば、相手企業に与える印象においてお互いが苦しい中頑張ろうとしていると印象を受け付けることができます。
「こんなご時世ですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「こんなご時世ですが」は、ビジネスでは、お互い商売がやりにくいですねという意味で用います。
そう言っておけば相手の言葉の返し方で相手も苦しいのだということが分かるという戦法です。
そのうえで、この言葉が持つ意味において注意すべく点は、必ずしも相手側は商売がやりにくいと感じていない点があるということです。
つまり、自分たちは商売が苦しいと言って相手に対しても同じだと述べていますが、相手側は案外と別に商売については苦しくないと返事が返ってくることもあるということです。
こうなりますと、あなただけがしんどいだけでこちらはそうでもないのでという形でビジネスの商談が始まりますので、相手側にビジネスでマウントを取られる可能性もあり得ます。
「こんなご時世ですが」を使った例文
・『こんなご時世ですがお互い頑張りましょう』
・『こんなご時世ですが、お体にお気をつけください』
「こんなご時世ですが」の返答や返信例
「こんなご時世ですが」についての返事は、相手側と同じ目線であれば、「そうですね」と相手の意見に同意してビジネスの商談に入るというのが返事になります。
ですが、相手と同じ目線ではなく、かつ、自分たちは別にビジネスにおいて商売がやりづらいと感じていないのであれば、黙って相手が提示するビジネスの案だけに返事をするのが返事となります。
まとめ
「こんなご時世ですが」は、印象付けを意味し、その印象付けの内容は、ビジネスがやりにくい時代ですがという内容です。
つまり、時代の流れによってやりやすいビジネス、やりにくいビジネスがあり、今自分たちが置かれているのがやりにくいビジネスであると言っているのがこの言葉です。
ただ、相手側は別に商売はやりやすいけどなと思っている場合があるので、この言い回しは実のところ、全員に対してそうですねという返事が返ってきません。
よって、私たちは別に商売がやりにくくないというような返事が来た場合、そうですかとしか返せないのがこの言葉で、必ずしも相手に対して同意見だということを期待してはいけないのがこのワードの持つもう一つの意味になります。