「人事異動」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「人事異動」とは?
はじめに「人事異動」の意味を解説していきます。
この言葉は、会社組織における人の異動を示します。
大抵の組織には人事部門が存在し、社員や職員などの人員の配置をつかさどっています。
どの部門にどの人員を配置するか、どの人員にどの役割を与えるか、どのような方針で市場から人員を補給するかなど、人事部門が担う役割は幅広いのです。
そして、その中でも定期的に実施するのが「人事異動」です。
人事異動にも様々な種類があり、部門異動、昇格、降格、入社、退職、休職、出向など。
幅広い人事的な変更を包括して「人事異動」と呼ぶのです。
「人事異動」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「人事異動」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが4月から部長を任命されたとします。
そして、取引先に挨拶のをすることにしました。
このような場合には、「4月の人事異動で部長を拝命しました〇〇でございます」と、自己紹介するとよいでしょう。
あなたの職位が、いつからのもので、何をきっかけにしたものかが相手に伝達されるのです。
この言葉を使う場合、意味する範囲が広いことに注意するとよいでしょう。
状況にとっては、転勤、昇格など、より範囲を絞った表現をしたほうが分かりやすいことがあります。
人事異動は広い範囲を示す言葉なので、相手に疑問を抱かせる可能性があると、覚えておくとよいでしょう。
「人事異動」を使った例文
ここでは「人事異動」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、人事異動だけだと分かりにくいので、文章の中で具体的な異動内容に触れるとよいでしょう。
・『人事異動により部長を拝命しました』
・『人事異動で出向となりました』
・『人事異動で大阪に転勤となりました』
「人事異動」の類語や敬語での言いかえ
それでは「人事異動」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「人事異動」の類似表現
まず「人事異動」の類似表現について解説します。
「人事異動」は「配置転換」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「人事異動」の敬語表現
「人事異動」を敬語表現で言い換えることはできません。
敬語表現にしたい場合は、周囲の言葉や語尾で補う必要があります。
たとえば「4月に人事異動がございまして」という使い方です。
まとめ
このように「人事異動」は、会社で働く人には馴染のある用語です。
会社員人生には様々な人事異動がつきものですので、上手に関わっていくのがよいでしょう。