「相対表」とは?使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「相対表」とは?
「相対」は「そうたい」と読んだり、「あいたい」と読んだりします。
「相対表」として使用される場合は「そうたいひょう」と読むのが一般的です。
しかし、これは「ひょう」が音読みであることから、先行する「相対」も音読みで「そうたい」に統一するのが自然なためです。
また、「相対表」は行と列がある表のことを示します。
行で示す内容と、列で示す内容が交差する地点に、行列のそれぞれを満たすものを記載するものです。
これは、ただたんに表と言ったり、関係表と言うこともできます。
「相対表」の使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、「相対表」の使い方にはどのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたの会社で過去の業績をまとめることになりました。
そして、過去10年分の売上、利益、利益率などを集計することにしたのです。
このような場合には、「まずは各年度毎の相対表を作成しよう」と述べるとよいでしょう。
これにより、行に各年度、列には数値の指標が並んだ表を作成できるのです。
ここで注意したいのは、表の多くが相対表であることです。
そのため、あえて相対表という言葉を使用する必然性がありません。
どうしても使用したい場合を除いては、積極的に使わなくてもよい言葉なのです。
「相対表」を使った例文
ここでは、「相対表」を使用した例文を挙げていきます。
このように「相対表」という言葉を使用する場合は、何と何の相対表であるかを明示すると分かりやすいでしょう。
・『売上データを相対表のまとめましょう』
・『駅と店舗数の相対表を作成したい』
・『各都道府県と人口の相対表があれば分かるはずだ』
「相対表」の類語や言いかえ
それでは、「相対表」を類語や言いかえるとどうなるでしょうか。
「対応表」
「相対表」は「対応表」が類語と言えるでしょう。
「相対すること」つまり、「あいたいすること」は、「対応」という言葉に言い換えできます。
このことからも、「相対表」と「対応表」が同じ目的の資料であることが分かるのではないでしょうか。
「対比表」
また、「対比表」も「相対表」の類語と言えるでしょう。
こちらは「相対」の意味に加えて「比べる」の意味が付与されます。
しかし、同じようなものを示す言葉として使用できると言えます。
まとめ
このように、「相対表」は行と列の関係から特定の情報を示すための表です。
たんに「表」と言ってもよいですし、「相対表」や「対応表」と呼んでもよいでしょう。
ビジネスでも様々な機会に使用することがあるので、覚えておくとよいでしょう。