この記事では「理由を教えてください」について解説をします。
「理由を教えてください」とは?意味
なぜそうなったのかを教えてください、という意味です。
「理由」には、物事がそうなったわけ、そのように判断した根拠という意味があります。
どうしてそうであるのか、どうしてそうなったか、その事情をいいます。
「教え」は「教える」を連用形にしたもので、知っている事柄を相手に知らせるという意味です。
「ください」は、相手に何かをするように求める意を表します。
「理由を教えてください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄がなぜそうなったのか、どうしてそうであるのか知りたいときに用います。
丁寧な表現のように感じられますが、この言い方では相手を不快にさせる可能性があります。
「理由を教えてください」は、相手を責めているように受け取られることがあります。
「あなたが悪い。
なぜそうなったのか理由を説明しなさい」と責めているように感じられてしまうのです。
話し手側は相手を責めたいわけではないはずです。
そこで、もう少し穏やかな言い方を考えてみましょう。
「理由をお教えくださいますか」「理由を聞かせていただけると幸いです」などような言い方をすると、責めている印象が和らぎます。
問いかけの形にすると柔らかな印象になります。
また「幸いです」を使うと、「そうして欲しい」と穏やかに伝えることができます。
たとえば、ある人に仕事の依頼をしたけれど、断られてしまったとします。
相手は断る言葉しか伝えくれませんでした。
依頼をした側は、なぜ断ったのかその事情を知りたいです。
事情がわからないと納得できません。
そこで理由を尋ねてみることにしました。
そういった場面で使う言葉です。
「理由を教えてください」を使った例文
・『○○という結論とのことですが、理由を教えてください』
「理由を教えてください」の返答や返信例
ある事柄の理由を述べましょう。
理由を伝えないと納得をしてもらえません。
都合が悪い事情がない限り、理由を伝えられるはずです。
会社の秘密事項に関すること、個人情報に関することなどは、話せないと思います。
こういったことが理由なら説明できないのは仕方がないので、「個人情報にかかわることなので」など説明をするとよいでしょう。
しかし、「何か隠したいことがあるのかもしれない」と思われてしまう可能性があります。
まとめ
この言葉は、なぜそうであるのか、なぜそうなったのかを知りたいときに用います。
相手を責めているように聞こえてしまうこともあるので、他の言い方も考えてみてください。
きちんとお願いをすれば理由を説明してくれるはずです。
