「ダブルワーク」と「副業」の違いとは?ビジネスでの使い方など分かりやすく解釈

「ダブルワーク」と「副業」の違い ビジネス用語【二語】

「ダブルワーク」「副業」の違いとは?

ビジネスでの使い方や例文など、分かりやすく解説していきます。

「ダブルワーク」とは?

「ダブルワーク」は英語の「double work」です。

そして「double」には「二つの」という意味があります。

このことから「ダブルワーク」「二つの仕事」を意味します。

たとえばサラリーマンとアルバイトを掛け持ちしている場合には、ダブルワークと言えます。

ダブルワークという言葉は、仕事を二つしていれば成立します。

その仕事が、アルバイト二つでもよいですし、企業経営とサラリーマンの二つでもよいのです。

また、その仕事の内容に関する程度も関係ありません。

そして、その仕事の数は、一つでもなく、三つでもなく、二つであるべきなのです。

「副業」とは?

「副業」「副次的な仕事」を意味します。

つまり、二つの仕事があった場合に、どちらかが「本業」で、もうひとつが「副業」なのです。

これはメインとサブとも言い換えられます。

しかし、「副業」に明確な定義はありません。

一般的には収入の多いほうを「本業」として、少ないほうを副業とするでしょう。

しかし、本業が役者だがアルバイトのほうが高収入な場合、どちらを本業と呼ぶかは、本人次第なのです。

いずれにせよ、「副業」と言う言葉には、メインの仕事ではない仕事という意味が込められていると言えます。


「ダブルワーク」と「副業」の違い

それでは「ダブルワーク」「副業」の違いはどこにあるでしょう。

「ダブルワーク」は二つの仕事を示します。

二つの仕事のどちらか一方を示すものではなく、二つ仕事していることを示します。

また、一つや三つ以上ではなく、二つを示します。

これに対して「副業」は、仕事の数は問いません。

メインの仕事を含めて、仕事の数が二つでも、三つ以上でもよいのです。

また、「副業」は二つ以上仕事をすることを示すわけではなく、サブの仕事そのものを示す言葉です。

さらに、何かしらの基準によりメインではない仕事のみを「副業」と呼ぶのです。

これらのことから、似ている言葉ですが別の意味を持つことが分かります。

「ダブルワーク」は二つ仕事をすることであり、「副業」はメインではない仕事のことなのです。

「ダブルワーク」の例文

「ダブルワーク」を使用した例文を挙げます。

・『ダブルワークにより疲労の限界です』
・『ダブルワークで収入が二倍になるとは限らない』
・『ダブルワークするには体力と根性が必要だ』
・『ダブルワークによって生活が成り立っている』

「副業」の例文

「副業」を使用した例文を挙げます。

・『副業をにより副収入を得ている』
・『副業と本業の区別がなくなってきた』
・『副業の収入が本業のそれを超える勢いだ』
・『副業の成功により、本業を廃業した』

まとめ

このように「ダブルワーク」「副業」は、どちらも複数の仕事を示す言葉です。

しかし、「ダブルワーク」は二つ仕事をすることを示し、「副業」はメインではない仕事のことを示す言葉だという違いがあるのです。