「舗装工」と「土木作業員」の職業上の違いについての解説です。
「舗装工」とは?
「舗装工」は、道路にアスファルトを敷いてアスファルトを固め、道路を作り上げるお仕事です。
しかしながら、近年では、アスファルトを敷いてアスファルトを固めればそれでお仕事が終わりというわけではありません。
なぜなら、アスファルトを敷くという作業とアスファルトを締め固めるというお仕事以外であれば土木作業員でも可能なうえ、土木作業員のほうがお仕事が多いのでアスファルトを敷設するというだけのお仕事では生活ができなくなりつつあるため、現在では、配管工事のほか雨戸の設置など「土木作業員」と変わらない作業を行います。
「舗装工」の業務内容
「舗装工」の業務は、道路にアスファルトを敷いてアスファルトを締め固め道路を作り上げるという作業だけを業務としていました。
しかしながら、配管などを第3者に任せていたのでは、だんだんとお仕事がなくなるという問題に直面し、現在では、「舗装工」は配管工事のほか雨戸の設置など住宅を作る工事も引き受けるなど道路上であれば、どのような業務でも行います。
「土木作業員」とは?
「土木作業員」は、国が関与する大掛かりな建物や施設のほか、道路を作り上げる作業員です。
なので、ダムを作ったり、国会議事堂のような建物の修理などを行ったり、ゴルフ場を作ったりと様々なことを行います。
ただし、一般人が住む住宅などは作り上げず、あくまで国が関与するような建物や施設を作ります。
「土木作業員」の業務内容
「土木作業員」は、国が関与する建物を建てるので、例えば、ダムのほか、図書館などの建物を立てたり、配管を通すなどの作業が業務内容です。
なので、一般人の自宅を建てるのは「土木作業員」ではなく、大工さんや「舗装工」が工事を行い自宅を立てます。
「舗装工」と「土木作業員」の仕事の違い
両者の違いは、今現在においては、国の事業に関与した工事を行うか、そうではないかで、「舗装工」は、道路工事を行いますが、国が関与するというより、下請けという形で作業を行います。
「土木作業員」は、逆に国側から直接依頼を受け、下請けを通さず作業を行う人物たちです。
まとめ
「舗装工」と、「土木作業員」の違いは、元々、道路だけを専門としていたか、国が関与する事業を専門としていて、大掛かりなものを立てる専門職だったかという違いがありました。
しかしながら、「土木作業員」は、アスファルトを敷設できませんが、マルチに工事が可能で言わば何でもできる状態にあったがゆえ、道路のアスファルトを敷設するだけではだんだんとお仕事が減少するという問題から、現在では、「舗装工」は、道路づくりだけではなく、住宅づくりも引き受けます。
逆に、「土木作業員」は、国側から依頼が来ますので、住宅づくりをする必要性は無いため、ダムや図書館を立てるというようなプロジェクトに参加してお給料をもらえるわけです。