「言語聴覚士」と「理学療法士」の違いとは?職業や仕事(ビジネス)を分かりやすく解釈

「言語聴覚士」と「理学療法士」の違い 職業の違い

この記事では、「言語聴覚士」【げんごちょうかくし】と「理学療法士」【りがくりょうほうし】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「言語聴覚士」とは?

聴覚に障害がある人がうまく人の声を聞いたり、正しい発音で言葉を話せるよう機能を向上させるため働く人を「言語視覚士」【げんごしかくし】と言います。

厚生労働大臣から認可された言語・音声機能を用いて正常に話せるよう指導するわけです。

どのように指導すればしっかり話せるようになるかを考えるのも仕事ですし、その人の障害の度合いを見て、見合う音声機能を使って前向きに話せるようにしていきます。

リハビリの専門職でもあり、日々の生活で不自由を感じずに会話ができるようにしたり、正常に声が聞けるようにするこの「言語聴覚士」は、構音障害や失語症のいずれかが原因でうまく話せないでいる障害者と向き合い、音声障害では医師と相談して外科的なことで良い方向に向かうようになるカリキュラムを取り入れるなどして対処するわけです。

「理学療法士」とは?

交通事故に遭い、怪我して思うように歩けない人や、高齢のため身体が思うように動かせない、病気にかかって寝たきりの生活が続いたことで筋肉が衰えたため立ったり座るなど人間の基本的な動作ができない人に寄り添い、少しでも元通りに回復するようリハビリするのが「理学療法士」【りがくりょうほうし】と言います。

リハビリでは、温熱や電気を使って不自由な筋力や関節が思うように動かせる機能回復を目指し、強化するため適度に無理なく運動を取り入れたり、患部をマッサージするなど医師と相談しつつ身体機能の回復を目指すのが仕事です。

ベッドから自力で起き上がるための機能回復や、歩けない人には平行棒を使って自力で歩けるように指導していきます。


「言語聴覚士」と「理学療法士」の違い

「言語聴覚士」「理学療法士」の違いを、分かりやすく解説します。

高校を卒業した後、「言語聴覚士」の養成課程を受けるため専門学校や4年生の大学を卒業してから試験を受けて、国家資格の「言語聴覚士」の資格を取得すれば働けます。

普通に話せない、聞けない人へ知識を持って見合う指導していくのが仕事であり、舌がもつれないように話したり、ろれつがうまく回せるように話せるよう指導していきます。

もう一方の「理学療法士」は、高齢者が安心して生活ができるよう転倒防止や階段の上り下り、買い物ができるよう筋力の低下を防ぎ、怪我した後は症状の悪化しないように理学療法を用いて指導します。

スポーツ選手が怪我したときは復帰できるようなリハビリしたり、怪我予防するなど少しでも元のように身体を動かせられるようにするための療法を取り入れるわけです。

まとめ

病院で働くリハビリテーションに携わる職業を2つご紹介しました。

「言語聴覚士」は耳に障害があるため正しく言葉を発せないので、少しでも正常に話せるよう指導するのが仕事です。

「理学療法士」は、病院に入院している患者や怪我をしたとき早くに機能が回復するようにリハビリする専門職を指す言葉と覚えておくといいでしょう。