「海上自衛隊」と「航空自衛隊」にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、ふたつの仕事の仕事内容と給料の違いについて解説します。
「海上自衛隊」とは?
「海上自衛隊」とは、「日本の海上防衛を担当する自衛のための公的組織」です。
「海上自衛隊」で働く人のことを「海上自衛隊員」といいますが「海上自衛隊」も働く個人や職業の意味合いで使われます。
職業としての「海上自衛隊」は「海上自衛隊に所属して働く自衛隊員」を指します。
「海上自衛隊」は簡単に説明すると「日本の海を守る仕事」です。
護衛艦や潜水艦など防衛用の船舶に乗り込んだり基地や港で働いたりなど日本の海を守るため日々厳しい訓練を重ね任務に当たります。
「航空自衛隊」とは?
「航空自衛隊」とは、「日本の航空防衛を担当する自衛のための公的組織」です。
近代の戦争において制空権の確保は最重要戦略目標のひとつです。
現代の地上戦は航空支援とセットで運用されます。
空の安全が確保されない場所では十分な地上作戦が展開できません。
専守防衛の日本においては敵勢力から日本の空を守り制空権を維持し続けるために活動するのが「航空自衛隊」です。
「航空自衛隊」で働く「航空自衛隊員」のことも「航空自衛隊」といいますが、「航空自衛隊」といってもすべての人が飛行機に乗るパイロットではありません。
一機の飛行機を飛ばすためには整備士や管制官など多くの人員が必要です。
花型職であるパイロットの競争倍率は100倍以上でほとんどの人は飛行機に直接関わらない職務についています。
「海上自衛隊」と「航空自衛隊」の仕事の違い
どちらも日本の防衛を担当する自衛隊ですが海を守るのが「海上自衛隊」、空を守るのが「航空自衛隊」という地街があります。
「海上自衛隊」は隊員の母勤務地が指定されてからは昇進など特別な理由がない限り勤務地から離れることはありません。
「航空自衛隊」も空士の間は基本的に転勤はありませんが昇進してからは転勤する可能性があります。
「海上自衛隊」と「航空自衛隊」の仕事の違い(給料面の考察)
自衛隊員は国家公務員なので給料は法律によって決められています。
自衛隊員の給料は階級によって決まるので「海上自衛隊」と「航空自衛隊」で違いはありません。
基本給の他に手当などが支給されますが仕事内容や勤務形態によって変わるのでこちらも「海上自衛隊」と「航空自衛隊」で大きな差はなく同じ階級で勤続年数も同じなら給料も同程度ですが大卒程度にあたる幹部候補か高卒程度にあたる自衛官候補生か採用の違いで年収にも開きがあります。
平均年収は入隊時で250~350万円、40歳で670~870万円です。
まとめ
「海上自衛隊」と「航空自衛隊」は同じ自衛隊員でも仕事内容は大きく異なります。
給料を含む待遇面はほぼ同じなので将来自衛隊員を目指す方は仕事内容の違いでどちらの道を選ぶか考えましょう。