「ご覧いただき」と「ご覧くださり」の違いについての解説です。
「ご覧いただき」とは?
上記は、相手側に見てもらうという意味です。
なので、この言葉は、ビジネスにおいては、相手側が閲覧する立場にあり、見てもらうという、相手側が行動を示すことになります。
なお、このワードはあくまで、「ご覧いただき」までであれば、見てもらうという行動のみを指し、これ以降のワードを工夫することで相手の見るという行動に対してお礼だったり、感謝というような気持だったりを表現します。
「ご覧いただき」の使い方
「ご覧いただき」は、見てもらうということを謙虚な姿勢で示すために使います。
普通にビジネスの席で見てもらいましたと述べるより、「ご覧いただき」という風に言い換えたほうが相手側が見る行動を促した際、こちら側の見るように差し出した要求もスマートになるがゆえ、「ご覧いただき」というワードを使用するのです。
「ご覧くださり」とは?
上記は、相手側から受ける行為になるので、謝意を伝える言葉になり得、見てあげようという行為に対しての謝意がこのワードの意味になります。
なので、「ご覧くださり」というワードの後ろは大抵が謝意を示す言葉でお礼を述べる言葉です。
「ご覧くださり」は、見てほしいという要望を出さずとも相手側が勝手に行動して閲覧することを指すのでそれに対して謝意を指す方向にもっていくのがこのワードの意味になります。
「ご覧くださり」の使い方
「ご覧くださり」は、相手側が見てあげようと行動を起こした際に対し、お礼をする前口上に使用します。
なので、この言葉は、「ご覧くださりありがとうございます」という具合に、相手側が行動したことについてお礼を述べることに使用することが多いです。
「ご覧いただき」と「ご覧くださり」の違い
両者の違いは、どちらが見てほしいということに対して強い意思を表示しているかです。
「ご覧いただき」は、相手側が見たいという意思を示すというよりかは、見せたいと願う側のほうが意志が強く、見せたい側が見せてそれを見たことについて謙虚な姿勢を示しており、「ご覧くださり」は、相手側が見たいという意思を示したので礼を述べる前口上になります。
よって、両者の違いは、どちらが見るという行動において強い意志があるかです。
まとめ
「ご覧いただき」と「ご覧くださり」は、見ることを指すワードで要は、どちらが見るという行動に積極的かです。
「ご覧いただき」は、謙虚な姿勢でこちら側が閲覧してほしいという要望を相手側が了承して行動し、その行動が恐れ多いと述べており、かつ閲覧したことに対するお礼につながるワードに変化したりと様々です。
「ご覧くださり」は、見てくれたということになるので相手側が積極的に見たことに対してどう述べるかになります。
