「カラーリスト」と「スタイリスト」とはどのような仕事なのでしょうか。
今回は、それぞれの仕事内容と給料の違いについて解説します。
「カラーリスト」とは?
「カラーリスト」とは、「髪のカラーリング専門の美容師」です。
「カラーリスト」とは髪をさまざまな色に染め上げるプロフェッショナルを指す職業名です。
髪のカラーリングは美容師の仕事ですが一昔前のように白髪染めや茶髪などシンプルなカラーリングしかなかった時代とは違い現代のカラーリングではいろいろなカラーが求められています。
個人差の大きい髪質に合わせて最適な髪染めを行うにはカットやスタイルングの片手間ではないヘアカラーの専門知識と高度な技術が必要です。
そのような時代の要求に答えて誕生した職業は紙のカラーリングを専門に手がける「カラーリスト」です。
「カラーリスト」はお客様の要望に応じて髪を美しく安全に染め上げる専門家として活躍しています。
近年はアニメや漫画のキャラクターをイメージしたカラーリングを専門に提供するサロンがにぎわうなど注目を集める職業です。
「スタイリスト」とは?
「スタイリスト」とは、「芸能人やモデルの洋服をコーディネートする職業」です。
モデルや芸能人など人前に出る職業の人にとってどんな洋服を着るかは重要な問題です。
「スタイリスト」は洋服選びに悩む人達に対しコーディネートを提案したり似合う洋服についてアドバイスしたりなどスタイリングのブレーンとして活躍します。
スタイリングだけでなくショップやブランドに協力依頼して洋服を借りたり購入の手配をしたりといった仕事も担当します。
「カラーリスト」と「スタイリスト」の仕事の違い
どちらの仕事も外見や身だしなみに関わる職業ですが「カラーリスト」が髪染めの専門家であるのに対し、「スタイリスト」は洋服選びの専門家という違いがあります。
「カラーリスト」は美容師免許が必要ですが「スタイリスト」は資格不要です。
「カラーリスト」と「スタイリスト」の仕事の違い(給料面の考察)
「カラーリスト」になるにはまず美容師見習いからスタートして腕を磨きひと通りの技術を身につけてから転身するのが一般的で最初から「カラーリスト」一本でやっていく人はまれです。
年収は見習いのうちは200万円前後、駆け出しになっても250~300万円と決して高くありませんが確かな技術を習得し「カラーリスト」としてやっていけるようになると400~500万円程度にアップします。
独立開業して多数のリピーターを獲得できれば年収2000万円程度稼げます。
「スタイリスト」の平均年収は300~350万円程度です。
人気タレントや有名モデルの専属になると給料はアップしトップクラスの平均年収は800~1000万円となっています。
まとめ
「カラーリスト」と「スタイリスト」はどちらも美に関する仕事ですが仕事内容はまったく違います。
センスと技術が必要な仕事ですが根底にあるのは地道の努力です。
華やかなイメージですがコツコツとした積み重ねが必要であることを覚えておいてください。