この記事では「こちらへどうぞ」について解説をします。
「こちらへどうぞ」とは?意味
話し手に近い方に向かってという意味です。
「こちら」は話し手に近い方向や近い場所を表します。
「へ」は動作や作用が移動・進行する目標地点や方向を表す語です。
「どうぞ」は丁寧に頼む意を表したり、相手に何かを勧めたり、承知や許可を与えたりする意の言葉です。
たとえば「どうぞお食べください」という場合だと、食べることを勧めている、食べることに許可を与えてる意になります。
「こちらへどうぞ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、誰かをある方向に導くときに用いるものです。
マッサージ店のことで説明をします。
施術を受ける前には、施術を行いやすい服装に着替えます。
マッサージ店にもよりますが、着替える部屋と施術を受ける部屋が別々になっていることがあります。
着替えが終わったら、別の部屋へと店員が案内をします。
そのときに、こちらの方向ですという意味でこの言葉を用います。
家にやってきたお客様を案内するときにも用います。
他人の家の中を勝手にうろうろするわけにもいなず、どこの部屋に行ったらよいのか客側は困ってしまいます。
そのときに、案内の言葉として使用をします。
「こちらに来てください」という表現もできますが、「どうぞ」という言葉を用いた方が丁寧になります。
「どうぞ」は丁寧に頼む気持ちを表す言葉だからです。
しかし、「こちらへどうぞ」では、動詞がありません。
「こちら」は代名詞、「へ」は格助詞、「どうぞ」は副詞です。
この言葉を使うときは、ある方向に進んで欲しいときなので、「進む」「来る」を表す語も使うとよいでしょう。
丁寧に表現をすると「どうぞこちらへお越しください」「どうぞこちらへお進みください」などとなります。
メールで使用することはほぼなく、直接相手にかける言葉です。
この言葉をかけるときには、「こちら」がどこを指すのか手で示すとわかりやすくなります。
また、言葉遣いが丁寧であっても態度がぞんざいだと、相手に不快ない思いをさせてしまうので、態度に気をつけるようにします。
「こちらへどうぞ」を使った例文
・『こちらへどうぞお進みください』
「こちらへどうぞ」の返答や返信例
ある方向に向かうように勧められているので、それに従います。
何か言葉を返す必要はありません。
まとめ
この言葉は、ある方向に向かって進んで欲しいときに主に使用をするものです。
お客様に対して使用することが多いので、丁寧な言葉を使うようにし、態度にも気をつけるようにします。
「こちら」がどこを指しているのかわかりやすくすると、より丁寧です。