この記事では、「カラーコーディネーター」と「パーソナルカラリスト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カラーコーディネーター」とは?
商品に対する“色のこだわり”は、あらゆる業界で必要なものです。
無数の色彩パターンから、その商品に最適な色を見定め、効果的な配色をコーディネートするのが「カラーコーディネーター」です。
また、「カラーコーディネーター」は、「色を決める仕事」というよりも、「そのサービスを作り上げる一端を担う」というニュアンスが実際の活躍の場になります。
例えば、サービスや商品の企画・立案に際し、カラーコーディネーターの資格や知識を存分に生かし、関連するアイデアを提案しながらその商品を作り上げていく、といった仕事になります。
ですから、「カラーコーディネーター」には、「色を決める」以外にも、お客様が求めていること、つまり、「サービスの本質を見抜く力」が必要であることが分かります。
「デザイナー仕事」+「カラーコーディネート」とも言えるでしょう。
「パーソナルカラリスト」とは?
「人と色」に着目して、「暮らしをより豊かにすること」を目的とした、色彩知識と配色調和の技術を身につけた人を「パーソナルカラリスト」といいます。
販売・サービスなどさまざまな仕事に役立てることができ、日々の暮らしの中の、ファッションやインテリア、食卓の飾りつけなどに応用することが出来ます。
「カラーコーディネーター」と「パーソナルカラリスト」の仕事の違い
「カラーコーディネーター」の仕事は、あらゆる業界に及びます。
しかし、「カラーコーディネーター」という仕事、ではなく、「デザインの仕事にカラーコーディネートが含まれている」といったケースが殆どです。
一方で、「パーソナルカラリスト」は、「パーソナル」の文字通り、「人の暮らしに豊かさを」という目的で、カラーに関する知識や技術を生かし、主にお客様個人に対してカラーコーディネートのサービスや提案をする仕事、となります。
「カラーコーディネーター」と「パーソナルカラリスト」の仕事の違い(給料面の考察)
「専門的なデザイナー」は、「専門知識」に加えて「カラーコーディネート」の知識と技術を体得しているため、自ずと活躍の場が広がり、幅広い就職先や業界で望まれる人材となれる可能性があります。
ですから、キャリアを積めば、高収入を実現できる可能性も増えてきます。
「パーソナルカラリスト」という仕事や業界は、まだ歴史が浅く、認知度や発展がこれからの仕事とも言えます。
ですから、取り組みと頑張りによっては、今後の活躍の場や収入面の向上ついて、可能性は広がっています。
ただ、「専門的なデザイナーはカラーの知識と技術を体得している」というところで、どのように住み分けていけるかが大きな課題になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「カラーコーディネーター」と「パーソナルカラリスト」は、どちらも「カラー」に関する専門知識をもったスペシャリストのことです。
商品に価値を与え、人を豊かにしてくれる「カラー」。
見方を変えれば、身近にあるのに見えなかった価値や豊かさに気づくことが出来る、これが「カラー」の魅力と言えるでしょう。
