この記事では「したいと考えております」について解説をします。
「したいと考えております」とは?意味
ある物事を行うことを希望する気持ちを持っている、といった意味です。
「したい」は「する」と「たい」をつなげた言葉です。
「する」には、動作や行為を行うという意味があります。
「たい」は希望を表す語で、この場合は話し手の希望を表しています。
たとえば、「ピクニックに行きたい」という場合は、話し手がピクニックに行くことを希望していることを表します。
「考え」は、あれこれと思いめぐらす、知識や経験をもとにして頭を働かせるという意味です。
「おります」は「おる」に「ます」をつなげた言葉です。
「おります」の形で使用をすると、「いる」の丁寧な表現になります。
「いる」は、ある状態や動作が続いて今の状態になっていることや、ある作用や動作の結果が今も続いていることを表す言葉です。
「草木が枯れている」という場合は、草木が枯れている状態に今なっていることを表します。
「したいと考えております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手の考えを述べるときに用いるものです。
ある事柄をすることを希望している場合に用います。
「おります」は「いる」の丁寧な表現なので、目上の人に対して使用することができます。
自分よりも下の立場のものに対して使用するのは不自然です。
この言葉は希望を表すもので、実際にそうすると宣言しているわけではありません。
そのため、やや説得力が弱いです。
そうする意志をはっきりと示すなら「~いたします」などとした方が強い気持が伝わります。
自分の考えを述べる場面には、企業の入社試験があります。
面接官から「この会社に入ったら何をしたいですか」と問いかけられたときに、入社希望者はやりたいことを述べます。
そのときに用いることがあります。
会社に就職してからも、この言葉を使う場面はあります。
目上の人からこれから何をするつもりなのか問われたときなどに使用をします。
「したいと考えております」を使った例文
・『社会に貢献したいと考えております』
「したいと考えております」の返答や返信例
話し手は希望を述べているので、希望が叶うように応援する言葉を述べます。
希望をくじくような言葉を述べるのは望ましくありません。
部下や入社希望者を育てるためには、応援の言葉をかけることが適切でしょう。
まとめ
この言葉は話し手の希望を述べるときに使用をするものです。
上司や面接官などから、話し手の考えを問われることがあります。
そのときにはっきりと述べられるように、普段からこうしたいという希望を持っておくとよいでしょう。