「ただただ敬服するばかり」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「ただただ敬服するばかり」とは?
はじめに「ただただ敬服するばかり」の意味を解説していきます。
「敬服」は「うやまい、したがうこと」を意味する言葉です。
尊敬との違いは「服する」という言葉が、従属を示す言葉であることから、より強調したものと言えるのです。
また、「ただただ〇〇するばかり」は「ただ〇〇するだけだ」と同じ意味で使用されます。
これは「〇〇」に入る「行為」を強調する効果があると言えます。
これらのことから「とても敬服する」との内容を、強調表現したのが「ただただ敬服するばかり」だと言えるのです。
「ただただ敬服するばかり」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「ただただ敬服するばかり」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが先輩と会話していたとします。
先輩は、長年実現できなかった大手企業と新規で契約を獲得したのです。
詳しく話を聞くと、5年をかけて色々と工夫してきたとのことでした。
あなたは、その地道な努力に対して、大きな感銘を受けたのでした。
このような場合には、「先輩の努力には、ただただ敬服するばかりです」と述べるとよいでしょう。
相手の努力に対して畏怖する気持ちを、強調して伝達できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、「ただただ」の使い方にあります。
「ただただ」は、強調する表現として使います。
しかし、すこし冗長な表現になってしまうので、文章で使用する場合には再考すべきといえます。
音声ではそれほど違和感がありませんが、活字で仮名文字が連続すると読みにくく冗長に感じてしまうのです。
「ただただ敬服するばかり」を使った例文
ここでは「ただただ敬服するばかり」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、冒頭に対象を付加する使い方も可能です。
ただし、いずれも「です」などの語尾を付与して、文章を完成させる必要があります。
・『ただただ敬服するばかりです』
・『貴社技術力には、ただただ敬服するばかりです』
・『研究部門の日々の努力には、ただただ敬服するばかりです』
「ただただ敬服するばかり」の類語や敬語での言いかえ
それでは「ただただ敬服するばかり」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「ただただ敬服するばかり」の類似表現
まず「ただただ敬服するばかり」の類似表現について解説します。
「敬服」は「感心」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「ただただ敬服するばかり」の敬語表現
つぎに「ただただ敬服するばかり」を敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「ただただ敬服いたすばかり」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「ただただ敬服するばかり」は、相手への敬服を強調して表現できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。