この記事では「お知恵を拝借したいのですが」という言葉について説明していきます。
「お知恵を拝借したいのですが」とは?
アイデアを出してほしい、協力を仰ぎたいという意味で目上の人に使われます。
「お力添えいただきたいのですが」も近い意味ですが、実際に体を使う労働であるイメージが「お力添えいただきたいのですが」にはあります。
掃除を手伝ってほしいというときに「お知恵を拝借したいのですが」とは使えません。
顧客に使うことはシチュエーション的にはまずありえない言葉で、基本的には社内間、会社同士での言葉と言えます。
口頭での会話、文書やメールでも使うことができます。
「お知恵を拝借したいのですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
一回の要件について一人に対して一回のほうがベターの言葉で、何回も言うべき言葉ではありません。
使用の際はアイデアを出すようなシチュエーションが最も向いていますが、資料の校正、見直し的な仕事の依頼でも使えなくはありません。
「お知恵を拝借したいのですが」を使った例文
・『この製品の使い方に関してお知恵を拝借したいのですが』
製品に対してより広いアイデアを求めるタイプの言葉の使い方です。
・『ここをこうすれば良いなど、お知恵を拝借したいのですが』
改善点を求める際の使い方で、資料や試作品など幅広く使うことができます。
・『皆様のお知恵を拝借したいのですが』
会議などでアイデアを出し合うというシチュエーションでの使い方で、この場合の皆様は会議の参加者となります。
「お知恵を拝借したいのですが」の類語や敬語での言いかえ この時点で敬語となっており「お知恵をお借りしたいのですが」よりも拝借のほうが謙譲語となっている点でも敬語の段階が進んでいます。
「知恵を貸して」であれば全く敬語ではない同じ意味の言葉になります。
「力を貸してほしい」、「手伝ってほしい」という意図の言葉は類語と言えるでしょう。
「お知恵を拝借したいのですが」の類似表現
「お力添えいただきたいのですが」という言葉は肉体労働も含まれますが、意図としては近いものがあります。
教えてほしいという意味では「ご教示賜りますようお願いいたします」「ご指導頂けますようお願いいたします」なども類語に含まれると言えます。
「お知恵を拝借したいのですが」の敬語表現
お知恵を拝借したいのですがの時点で敬語ですが、「よろしくお願いいたします」などをつけるのも良いでしょう。
「お知恵を拝借したいのですが」の返答や返信例
「わかりました」という意図で返答するのが相手の理想となります。
「難しい」などと答えるのも致し方ないでしょう。
まとめ
「お知恵を拝借したいのですが」という言葉は社内で使うケースが多い言葉でアイデアがほしいという状況で使います。
接客ではまず使いません。