ここでは「ところで」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ところで」とは?
「ところで」は、それまでの話とは異なる内容をこの後に続けるという使い方になる、転換の接続詞になります。
「○○はそのようになっているようです。
ところで、今日はこのあと予定はございますか」などと、突然全く違う話に切り替える場合に用いられます。
この「ところで」とした後に続ければ、そのような何の関係もない内容でも会話や文章の流れとしておかしいことにはなりません。
このような単純な使い方になるため、何も難しいことはなく、口語、文章のどちらでもビジネスシーンを始めとして、誰を相手に使っても失礼になることはありません。
「ところで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ところで」は、丁寧にするなら「別の話になりますが」などと言い替えることができます。
相手によってはそのように使った方が適している場合がありますが、「ところで」のままでも特に問題はないことがほとんどなので、ビジネスでの大事な相手や年配の人が相手でもないと、そこまでの使い方をすることもありません。
転換の接続詞と書いたように、がらっと話を変えるために用いるため、そこまでと関連性のないどのような内容でもこの後に続けられるという便利さがあり、友人間などでは「そういうことらしいね。
ところで、この前貸したお金だけど〜」といったような使い方もよく見聞きします。
「ところで」を使った例文
・『今日はとても暑い一日でした。ところで、先に送ったメールは届いていますか』
・『そこには電車を使って行った方が便利だと思います。ところで、○○さんが16時までにお電話を欲しいとのことです』
「ところで」の類語や言い替え
・『そういえば』
こちらを用いても、全く違う話に続けることができます。
ただし、そこまで丁寧な使い方にはならないため、ビジネスシーン向けではなく、それなりの付き合いがある間柄でないとあまり用いるべきではありません。
よって、無理にこのように言い替えることはなく、元の「ところで」の方が万能だと考えていいでしょう。
まとめ
「ところで」は、そこまでの話の流れとは全く別の内容を続けるために用いられる接続詞です。
関連性のある話が続く場合には向いておらず、流れとしておかしくなることなく、何の関係もない話にうまく転換するために使うことができます。