「小生」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「小生」とは?
はじめに「小生」の意味を解説していきます。
「小生」は「しょうせい」と読み、「自分」を意味する言葉です。
男性が、自分をへりくだって表現するたに使用されます。
私や、自分と同じ一人称なのです。
この言葉は、かつてはビジネスでも使用されていたことでしょう。
しかし、現代のビジネスシーンで見ることはありません。
そのため、自分のことを小生と使用したら、きっと驚かれることでしょう。
この「小生」という言葉は、どちらかと言えば手紙などの文書で使用されるものでした。
また、口語で使用されることもあったようです。
いずれにせよ、現代社会で使用することはなく、小説の中だけで見かける言葉と言えるでしょう。
「小生」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「小生」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの担当部門が異動により変更になったとします。
あなたはあ、お世話になった人たちに、自分の異動に関して、メールで報告することにしました。
このような場合には「この度の人事異動により、小生は〇〇部に異動になりました」と記載するとどうでしょうか。
まるで、明治時代か大正時代からタイムスリップしてきたメールのように見えるはずです。
このような場合は「小生」ではなく「小職」などを使用するとよいでしょう。
こちらであれば、現代で使用しても問題のない一人称と言えます。
この言葉を使う場合の注意点は、表現が古すぎる事と、男性しか使用できないことです。
表現が古すぎるのは見ればわかるレベルですが、実際にしようすれば失笑を買うことでしょう。
それだけ、現代で使う人がいないということです。
また、女性が自分のことを「小生」と表現するのも誤りになります。
「小生」を使った例文
ここでは「小生」を使った例文を挙げていきます。
例文のように一人称として使用できますが、現代ビジネスでは使用できない言葉と考えたほうがよいでしょう。
・『小生、〇〇と申します』
・『小生の誤りでございました』
・『小生は〇〇の出身です』
「小生」の類語や敬語での言いかえ
それでは「小生」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「小生」の類似表現
まず「小生」の類似表現について解説します。
「小生」は「私」との言い換えが可能です。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「小生」の敬語表現
つぎに「小生」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「小職」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「小生」は、かつて使われていた男性の一人称です。
現代ビジネスで使用できる言葉ではないので、使わないようにしましょう。