この記事では「客先から」について解説をします。
「客先から」とは?意味
客からといった意味です。
「客先」には、客のいるところ、客という意味があります。
客は、招かれている人、料金を支払って物を買ったり、サービスを受けたりする人などのことをいいます。
多くの場合はお客さまの形で使用をして、組織の中の特別な人も指します。
「から」は、動作や作用の起点、動作や作用の発端や開始順序などを表す語です。
「列の最初の人から」という場合は、動作が開始される順序が列の最初の人であることを表します。
「客先から」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、動作や行為などがお客様から行われることを指して使用をするものです。
お客様に対して直接使うことはありません。
直接使ってしまうと失礼です。
取引先の相手のいる場所や、購入見込みのあるお客様のところに行ったりする場合、行く側が使用をします。
たとえば、書籍の営業で書店に向かうとします。
書籍を販売する企業からすると、書店はお客様になります。
このお客様のことを客先といいます。
「から」なので、お客様の方から何かが行われるという意味になります。
「からのクレーム」「からの要望」などの言葉が続きます。
クレームの場合は、まず上司に報告をします。
そして、今後のことについて考えていきます。
たとえこちら側が悪くなかったとしても、相手を怒らせてしまっているので謝罪を述べます。
そして、今後同じようなことがないように具体的にどういったことをするのか示したり、どういった補償をするのかを示したりします。
相手側は謝罪をしてもらいたい気持ちだけでなく、償って欲しいという気持ちもあるので、相手の怒りを納めるためには必要な償いをすることが大切です。
上司に報告する場合は「から」の後の言葉を丁寧にします。
「○○がありました」などのいい方をします。
「客先から」を使った例文
・『客先から要望がありました』
「客先から」の返答や返信例
「から」の後に続く言葉によって返答の内容が変わります。
クレームがあったなら、今後の対応を考えていかなければなりません。
部下を叱りたくなるかもしれませんが、叱っても何も変わりません。
叱るよりも今後のことを考えた方が建設的です。
要望があったなら、その要望に応えられるのかを考えます。
要望に応えられるか否かは、お客様に対応をした部下に相手側に伝えてもらうか、上司から直接伝えるかをします。
まとめ
この言葉は客からを意味する言葉です。
お客様に対しては使用をせず、社内のものだけで使用をします。
お客様に対して使用してしまうと失礼になるので、使う場面に注意をする必要があります。