「教えてくださる」と「教えていただく」の違いとは?ビジネスでの使い方や例文など分かりやすく解釈

「教えてくださる」と「教えていただく」の違い ビジネス用語【二語】

この記事では「教えてくださる」「教えていただく」の違いについて説明していきます。

「教えてくださる」とは?

教えてくれるという言葉を尊敬語にしたもので、相手が教えてくれたという意味合いになります。

目上の人が教えてくれたということになり、生徒から見ての学校や塾の先生、会社の上司など目上の人に対して使うことができます。

言葉として正しいもので、問題なく使えますが、利用頻度としては「教えていただく」の方が多くなっているともされています。

ただし意味としては全く同じように使うことができます。

「教えてくださるようお願いします」「教えてくださった」などの使い方も可能です。

ビジネスメールでも使える言葉で「来週の会議で〇〇について教えてくださる予定です」などという文章が例としてあげられます。

教えてくださるという言葉は相手に感謝を直接伝える意図があるとされますが、「教えてくださりありがとうございます」という言葉があり単体でお礼の意図として使うことはまずありません。

「教えていただく」とは?

教えてもらうという言葉を謙譲語のいただくにしたもので、自分の感謝の意図を教えていただいた相手に間接的に伝えるという意図になっていますが「教えていただきありがとうございます」というお礼の言葉があり、単体で御礼の言葉として使うケースはまずないと言えます。

意味自体は「教えてくださる」と全く同じように使えるものの視点が違うということになり、「貸してもらう」「お借りする」などの関係性に近いのですが「教えてくださる」「教えていただく」は全く同じ意味として使うことができ、使い分けを意識する必要もないとされます。

ただし、ひとつの文章ではどちらかに統一して使うことが基本と言えます。

また、「いただく」という言葉に感謝の意図が含まれていると思う人が多い言葉であることが特徴的で、「教えてくださる」よりも使用例が多いというデータもあります。


「教えてくださる」と「教えていただく」の違い

主体を教えてくれた自分にとらえているのが「教えていただく」、主体を教えてくれた相手にとらえているのが「教えてくれてくださる」という言葉になっていますが、意味自体は全く同じとされており、意識して使い分ける必要もないとされています。

なお、どちらにも感謝の意図が含まれて入るものの、お礼の言葉としては「教えてくださりありがとうございます」「教えていただきありがとうございます」とするほうが多くなっています。

まとめ

「教えてくださる」「教えていただく」は教えてもらうと教えてくれるという言葉の関係性に近く、意味自体は同じととらえられます。

意識して使い分ける必要はありません。