「取り急ぎご報告まで」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「取り急ぎご報告まで」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「取り急ぎご報告まで」という言葉について説明していきます。

「取り急ぎご報告まで」とは?

とりあえず、急いで報告だけをするという意図の言葉で手紙やメールなどの最後に使われる言葉となっています。

取り急ぎご報告までと使われるケースでは文章において取り上げられる詳細まではわかっていないものの、概要だけでも伝えないといけないというケースで使われることが多く、時間が経過すれば詳細がはっきりするということもあります。

地震があったけどひとまず無事だったというケース、使用している路線で鉄道事故はあったけれど自分には影響がなかったなどのケースで使われることが有り、速報性が大事であるところでよく使われます。

発声して使うケースでは電話が多いと言えるでしょう。

なお、比較的近い関係で使うことが推奨される言葉で、あまり目上の人であると失礼になります。

「取り急ぎご報告まで」を使った例文

・『使用している電車が変電所の火災で止まってしまい、時間に遅れそうです、取り急ぎご報告まで』この場合はまだどの程度遅れるかはっきりしていないものの予定の時間に遅れることを伝える目的で、この後も事態の進行に合わせて相手先にメールで伝えるケースが考えられます。

・『現在本社のインターネットが繋がらないようです、取り急ぎご報告まで』 これも第一報という形で、実際には使えない機器などを詳しく説明することもあります。

社内の通達ということで、インターネットサービスを提供する会社が顧客に対して「取り急ぎご報告まで」と使うケースはかなり少なくなります。

・『ゲームショーにて人気作の続編発表、取り急ぎご報告まで』この場合は取材に行った人が本社に伝えるメールと言った形で、人気作は実際の作品名になります。

ゲームショーなど初公開になる情報がその場だけで得られるというケースで使われ、こちらも後に新たな情報があれば追加で伝えることがあります。


「取り急ぎご報告まで」の言いかえ表現

「取り急ぎご連絡させていただきます」 「まずはご報告させていただきます」などが挙げられ、「まずはご報告させていただきます」のほうが「取り急ぎご報告まで」よりも丁寧な使い方とされています。

「取り急ぎご報告まで」の類似表現

「緊急で」「緊急連絡」なども方向性としては近いものとなりますが、「取り急ぎご報告まで」の類似表現はあまり多くなく、あまり変わった言葉は使わないほうが無難です。

「取り急ぎご報告まで」の敬語表現

「まずはご報告させていただきます」がより敬語として洗練された表現とされますが、文章として長くなってしまう、先にまずはご報告させていただきますという言葉が入って情報があとになるという欠点もあります。

「取り急ぎご報告まで」の英語表現

Until urgent report が英語として使え、Urgent reportは緊急報告という意味にもなります。

まとめ

取り急ぎご報告までという言葉は非常に速報性が必要な、分単位で状況が変わることで重宝する言葉です。

一定の情報が出揃った後では使えない言葉でもあります。