「先方に打診したところ」という言葉はビジネスシーンで耳にすることが多く、覚えておくと役に立ちます。
意味やビジネスでの使い方、言い換え表現など、この言葉の基本的な事柄について簡単に説明します。
「先方に打診したところ」とは?意味
「先方に打診したところ」の「先方」とは、ビジネスにおいての取引先や協力会社、お客様のことを指します。
「打診した」とは「相談した」「意見を聞いた」といった意味があります。
そのことから、全体を通して「取引先(協力会社・お客様)の人に相談したところ」という意味合いになります。
「先方に打診したところ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「先方に打診したところ」という言葉は決定事項ではないけど今後の仕事を依頼しようかと考えている、協力してもらおうかと悩んでいるという場合に先方にその意思を伝え、その結果を上司や関係者に伝う際に使われます。
まだ、取引内容の構築が途中で正式決定でない場合の事柄を相談することを「打診」というので、相手に相談する場合には「まだ決定事項ではないのですが、こういった企画を計画しておりまして、その際にはこの工程にご協力いただけたらと考えているのですが」といった言い方で伝えると、「まだ決まっていないことだけど、こんな予定があって協力してもらえたら嬉しいなと考えています」といった検討する段階の意味合いとして話ができます。
未定なことの多い内容であることが多いため、相手には確実だという言い方をしない、相談する段階だといっても実現する可能性も充分ある話だから先方に相談しているのであって、話を軽く適当な雰囲気でしないということに注意して、相手に意見を伺うという謙虚な姿勢で対応しましょう。
「先方に打診したところ」を使った例文
・『先方に打診したところ、もしこの企画が実現するのであればぜひ協力させていただきますとの嬉しいお言葉をいただきました』
・『先方に打診したところ、◯◯商事も現在いくつかの仕事を抱えているため、対応できるか難しいところとのことです』
・『先方に打診したところ、前向きに検討していきたいとのお返事をいただきました』
「先方に打診したところ」の言い換え表現
「先方に打診したところ」という言葉の言い換え表現には「先方に相談したところ」「先方に提案したところ」「先方に意見を求めた結果」などがあります。
どれも同じような意味合いで使えるものの、相手やシチュエーションによって使い分ける必要があります。
言い回しによっては「打診」とは違う意味にとられてしまう可能性もあるので、充分に注意しましょう。
まとめ
ここでは「先方に打診したところ」という言葉の意味や使い方、言い換え表現など、ビジネスで使う上で必要な知識を簡単に説明してきました。
ビジネスは先手、先手を打つことでスムーズに進めることができるものもありますので、確実に企画や取り引きを進めるために「先方に打診する」といった行動をおこし、上司や関係者への報告も怠らないようにしましょう。