「先日お話しした件ですが」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「先日お話しした件ですが」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「先日お話しした件ですが」について解説をします。

「先日お話しした件ですが」とは?意味

何日か前に伝えた事柄だけれど、という意味です。

「先日」は少し前のある日を指す言葉です。

何日くらい前を指すのか定義はありませんが、数日程度の近い過去を指します。

「お話し」「話」「お」をつけて相手を敬う表現にしたものです。

「した」「た」は、動作や作用が過去に行われた意を表します。

「先日」なので、話したのは過去です。

「件」は特定の事柄という意味です。

「です」「だ」「である」を丁寧な表現にしています。

「先日お話しした件ですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、近い過去に聞き手に対して伝えた事柄に関して話題に出すときに用います。

たとえば、新商品のアイデアについて、数日前にAさんが上司に話していたとします。

このときは、いくつかアイデアを出しただけで、どのアイデアを採用するのか決めませんでした。

数日間考えた結果、あるアイデアを採用したいとAさんは考えました。

そのことを伝えるために、数日前に話した新商品のアイデアのことを話題に出します。

その際にAさんから上司に対してこの言葉を伝えます。

前置きとして使うことで、これから何が話されるのか聞き手は理解しやすくなります。

「先日お話しした件」といわれても、何のことなのかすぐには思い出せない人もいます。

そのことを考えて、「○○の件」など具体的な事柄をあげるとよいでしょう。

また、文章の場合は「お話しした」ではなく、「お話した」という書き方をします。

「し」が一つ多いです。


「先日お話しした件ですが」を使った例文

・『先日お話しした件ですが、このような方向で進めていきたいと考えております』

「先日お話しした件ですが」の返答や返信例

この後には、数日前に話題に出された事柄に関するものが話されるはずです。

何が話されるのかによって、返す言葉が変わります。

たとえば、「この案を採用したい」というのであれば、それについての自分の考えを伝えます。

何かをお願いされて数日前に断ったけれど、「もう一度考えてもらえませんか」と伝えてくることもあります。

どうしても、それを引き受けて欲しいのでしょうから、もう一度考えてみるとよいでしょう。

いろいろと仕事をしていると、「先日お話しした件」が何を指しているのかわからないこともあると思います。

その場合でも、後に続く言葉を聞いていれば、わかってくるはずです。

まとめ

この言葉は、前に伝えた事柄を話題に出すときに用います。

先日伝えた事柄とは何かを相手が理解してくれないこともあるので、具体的な事柄をあげるのが望ましいです。