みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「先に出掛けています」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「先に出掛けています」とは?
相手と同じ目的地に向かう際、事情により出発のタイミングが合わず、別行動となってしまった場面で使われているのが「先に出掛けています」になります。
「先に出発しているので、後から追いかけて来てください」というニュアンスが込められている言葉と言えます。
主に、社内的な使い方として、同僚や部下に対して伝えた言い方です。
「先に出掛けています」の使い方や注意点
ビジネスシーンにおいて、相手と同じ目的地に向かう場面はとてもよくあります。
工事現場や集合場所、相手の会社やイベント会場など、シチュエーションによって様々です。
しかし、事情により行動を共に出来ないケースもあるため、相手より先に目的に向けて出発する場合もあるでしょう。
そういった場面で使われているのが、「先に出掛けています」になります。
「先に」自体は敬語表現ではなく、「出掛けています」は丁寧な言い方です。
主に社内的な使い方としてならば、目上の上司にも使うことが出来ると言えますが、社外の相手と待ち合わせや現地に集合する際には、より丁寧な言い換えや敬語表現に工夫が必要と言えるでしょう。
また、「先に出掛けています」は自分の行動を述べただけの言葉であるため、相手が行動する際への配慮があると、より思いやりのある言葉として伝えることが出来そうです。
例えば、待ち合わせ場所の確認、経路、渋滞情報など、相手と情報を共有することを心掛けることをお勧めします。
「先に出掛けています」の言い換え
・『先に出発いたしました』
・『お気をつけてお越しください』
・『先に出発させていただきました』
・『先に出発しております』
・『先に出掛けることにいたしました』
・『お先に出掛けます』
・『お先に向かっております』
・『お先に出発しております』
「出発いたしました」や「出掛けております」といった敬語表現を用いることで、相手を敬う表現として伝えることが出来ます。
また、先に帰らせてもらうことを「お先に失礼します」と言いますが、「お先に向かっております」といった使い方もできます。
まとめ
いかがでしたか。
「先に出掛けています」は、同じ目的地に向かって、一足先に出発したことを伝えた言葉です。
相手と同じ場所へ向かうために、待ち合わせ場所や経路などの情報を共有することも、相手への思いやりに繋がるでしょう。
また、取引先などの目上の相手には「お先に出掛けております」と丁寧な言い方で伝えると良いでしょう。