「お教えいただけますでしょうか」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「お教えいただけますでしょうか」とは?
はじめに「お教えいただけますでしょうか」の意味を解説していきます。
この言葉は、ビジネスではあまり使用されない表現だと言えます。
「教えていただく」に「お」を付けることで、二重敬語のようにも感じますが、これは問題ありません。
誤用ではないものの、言葉が発音しにくいために、あまり使用されていないと推察できます。
具体的には、「おおしえ」と「お」が連続する点の活舌が難しいのです。
ここでは「お教えいただく」でセットとなった、正しい謙譲語の表現として使用されています。
この語尾が「でしょうか」で疑問形になっているだけなのです。
「お教えいただけますでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「お教えいただけますでしょうか」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが来期の経営計画を査読していたとします。
しかし、どうしても分からない箇所があったため、メールで作成者に質問することにしました。
このような場合には、「経営方針について、お教えいただけますでしょうか」と記載するとよいでしょう。
丁寧な表現で、相手に質問できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、一般的にはあまり使われないということです。
ビジネスで質問する場合、とくにメールなどで質問する場合は、より一般的な表現があります。
それは「ご教示ください」や「ご教授ください」です。
これにも使い分けはありますが、「お教えください」よりは広く使われる表現方法です。
「お教えいただけますでしょうか」を使った例文
ここでは「お教えいただけますでしょうか」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、質問の対象を先に述べる使い方も可能です。
・『お教えいただけますでしょうか』
・『資料の3ページについて、お教えいただけますでしょうか』
・『来期に経営方針について、お教えいただけますでしょうか』
「お教えいただけますでしょうか」の類語や敬語での言いかえ
それでは「お教えいただけますでしょうか」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「お教えいただけますでしょうか」の類似表現
まず「お教えいただけますでしょうか」の類似表現について解説します。
「お教え」は「ご教示」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「お教えいただけますでしょうか」の敬語表現
つぎに「お教えいただけますでしょうか」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「お教えくださいますでしょうか」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「お教えいただけますでしょうか」は、丁寧に質問する場合に使用できる表現です。
ただし、より一般的な表現もあるので、使う場合は適切なものを選択するのがよいでしょう。