「お教え致します」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「お教え致します」とは?
はじめに「お教え致します」の意味を解説していきます。
この言葉は、ビジネスではあまり使用されない表現だと言えます。
「教え致します」に「お」を付けることで、二重敬語のように感じるのですが、問題ありません。
しかし誤用ではないものの、言葉が発音しにくいのです。
それ故に、あまり使用されていないのです。
具体的には、「おおしえ」と「お」が連続するのが言いにくいのです。
なお、ここでは「お教え致します」が1セットで謙譲語の表現として使用されているのです。
「お教え致します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「お教え致します」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが資料を作成したとします。
そして、その内容について部長に説明していました。
しかし、部長からは資料の内容について質問がありました。
3ページ目について、詳しく教えてくれとの質問でした。
このような場合には、「それでは3ページ目について、お教え致します」と述べるとよいでしょう。
これにより、丁寧な敬語表現で、相手に説明を開始できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、一般的にはあまり使われないということです。
ビジネスにおいて、「教える」を使う機会は少ないのです。
大半のケースでは「説明します」や「ご説明いたします」に言い換えることで成り立ちます。
相手に対して上の立場になる「教える」という言葉を、あえて選択する必要があまりないのです。
「お教え致します」を使った例文
ここでは「お教え致します」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、質問の対象を先に述べる使い方も可能です。
・『お教え致します』
・『資料の3ページについて、お教え致します』
・『資料の詳細について、お教え致します』
「お教え致します」の類語や敬語での言いかえ
それでは「お教え致します」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「お教え致します」の類似表現
まず「お教え致します」の類似表現について解説します。
「お教え」は「ご説明」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「お教え致します」の敬語表現
つぎに「お教え致します」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「ご説明いたします」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「お教え致します」は、あまり使われない表現ですが正しい敬語です。
ビジネスでは使う機会が限られるので、間違えた使用方法にならないようにしましょう。