「事の顛末を説明する」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「事の顛末を説明する」とは?
「事の顛末を説明する」は、初めから終わりまでの事情を説明する場合に使用できる言葉です。
「顛末」は「てんまつ」と読みます。
これは「物事の初めから終わりまでの事情」との意味を持つ言葉です。
これは「結果」や「結論」と混同して使用される事もあります。
しかし、「初めから終わりまで」という所に「顛末」という言葉のポイントがあるのです。
なお、「説明する」とは、「説き、明かす」ことです。
相手に対して内容が分かるように伝えることを、「説明する」と表現しているのです。
これらのことから、「事の顛末を説明する」という言葉が、「物事の初めから終わりまでの事情を説明する」という意味で使用できるという事が分かるのです。
「事の顛末を説明する」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「事の顛末を説明する」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、先輩が上司から叱られたとします。
しかし、その叱責は本当の事情を理解していないために生じたものでした。
このような場合には、「事の顛末を説明するべきだと思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、初めから終わりまでの事情を説明する事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「説明する」の使い方に注意しましょう。
これは平易な言葉になっています。
これを丁寧語にすれば「説明します」になります。
さらに謙譲語の意味を加えれば「説明いたします」のようにできるのです。
相手に合わせて、上手に使い分ける事をおすすめします。
「事の顛末を説明する」を使った例文
「事の顛末を説明する」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加えていくことで、自然な文章を作成できます。
・『しっかり、事の顛末を説明するべきです』
・『部長には、事の顛末を説明するのがよいでしょう』
・『社内に、事の顛末を説明するほうが望ましいと思います』
「事の顛末を説明する」の類語と敬語での言いかえ
「事の顛末を説明する」の類語と敬語を解説していきます。
「事の顛末を説明する」の類似表現
「事の顛末を説明する」の類似表現には、「事の次第を説明する」があります。
「顛末」と「次第」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「事の顛末を説明する」の敬語表現
「事の顛末を説明する」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「事の顛末を説明いたします」に言いかえできます。
まとめ
このように「事の顛末を説明する」は、初めから終わりまでの事情を説明する場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。