故人に代わって、お礼を伝えたい時もあるものです。
「供えさせていただきました」の正しい使い方を見ていきましょう。
「供えさせていただきました」とは?
この場合の「供える」とは、仏壇やお墓、遺影の前にお供えすることをいいます。
故人を偲んでお供え物をいただいた時に「この度はありがとうございました」とお礼を伝える場面で用いられています。
「供えさせていただきました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
亡き人が大好きだったフルーツ、そして美味しいお菓子などを贈っていただくことがあります。
お盆やお彼岸、そして命日にあわせて頂き物をしたら、このような言葉でお礼を伝えておきましょう。
また目上の方や会社関係の方など、少し距離のある方にはさらに丁寧な言葉を添えます。
晴れやかな場面でも使わない言い方なので、心得ておきましょう。
「供えさせていただきました」を使った例文
・『早速お仏壇に供えさせていただきました』
・『法要の日に遺影の前に供えさせていただきました』
・『心をこめて頂き物を供えさせていただきました』
「供えさせていただきました」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして丁寧な表現を見ていきましょう。
「供えさせていただきました」の類似表現
同じような言い方に「亡き〇〇に代わりまして、お礼申し上げます」もあります。
親しい方からお供え物をいただいた際に、適用できます。
「この度は〇〇の大好物をいただき、ありがとうございました。
天国でもきっと喜んでおります」と書き添えて、思いの伝わるお礼状にしていきましょう。
「供えさせていただきました」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「ご厚志を賜りまして心より御礼申し上げます」が挙げられます。
職場の関係先から立派なお花や供物を頂戴した時に用います。
香典返しとして食べられるものやタオルなどをお包みして、挨拶状とともにお返しします。
天国に旅立った方も安心して過ごせるように、いただいたご恩は忘れないようにしましょう。
「供えさせていただきました」の返答や返信例
お供え物のお礼が届いたら、ありがたくその思いを受けとめておきます。
どんなに気丈に振舞っていても、身内の方は非日常の毎日を過ごしています。
落ちついた頃にお墓参りやご挨拶に伺うなど、適切なアプローチを取っておきましょう。
まとめ
「供えさせていただきました」を解説しました。
法要や葬儀にまつわる言葉を知って、まさかの時に役立ててください。