「お世話になりました」の意味を解説していきます。
よく聞くフレーズを、自分の知識にしていきましょう。
「お世話になりました」とは?意味
「お世話になりました」とは「これまで、ありがとうございました」の訳です。
自分のために骨を折ってくれた相手に対して、感謝の気持ちをつたえるフレーズになります。
おもに会社を辞めるシーンで、上司や同僚につたえる表現です。
転勤で地方の支社に出向する際にも用います。
「さようなら」のビジネスライクな言い回しが「お世話になりました」です。
「お世話になりました」は「お世話になります」の過去形になります。
そのためこれからご厄介になるというよりは、これまでご厄介になったことを述べる言葉です。
「お世話になりました。
ありがとうございました」や「お世話になりました。
今後もよろしくお願いいたします」など、他の言葉を添えて用います。
円満な別れにつながる、上品な言葉です。
「お世話になりました」の上司や目上に使うときの注意点
「お世話になりました」はとても丁寧な表現なので、自分より目上のポジションの人に使います。
退社日に上司や同じチームの仲間に「短い期間でしたが、大変お世話になりました。
ありがとうございました」とお礼を述べます。
メールで伝えることもできますが、社内の方であればできれば顔を見て、直接自分の言葉で伝えていきたいもの。
より素直な気持ち、感謝の思いが伝わりやすくなります。
また「お世話になりました」は社外の方に対しても使える表現です。
ただ個人的な理由で急に退社しなければならない場合には、安易につかうのは控えておきましょう。
退社のお知らせを社外の方にお伝えする場合には「一身上の都合により、本日付けで退職いたします。
メールでのお知らせになったことを、深くお詫びいたします。
引き継ぎは同じ課の鈴木がおこないますので、どうぞよろしくお願いいたします」と書きます。
最後に「御社のさらなるご健勝とご発展をお祈りしております」と締めくくります。
状況にあわせて、うまく使っていきましょう。
「お世話になりました」を使った例文
・『在職中は大変お世話になりました』
・『短い期間でしたが、誠にお世話になりました。ありがとうございました』
・『大阪支社の赴任が決まりました。東京本社の皆さまにはとてもお世話になりました。今後もよろしくお願いいたします』
「お世話になりました」の返答や返信例
「お世話になりました」と社内の方に言われた場合、一方通行のまま終わってしまうと後味が悪いこともあります。
「こちらこそ、大変お世話になりました。
ありがとうございました」と返してあげると、相手も気持ちよくその場を後にできます。
また取引先から異動のお知らせを頂いたときは「この度はご連絡いただき、ありがとうございます。
渡辺様のさらなるご活躍を心からお祈りしております。
今後もよろしくお願いいたします」と返信します。
まとめ
「お世話になりました」の意味と使い方をおさらいしました。
「お世話になりました」は、これまで仕事をした仲間や上司に対して、感謝の気持ちをつたえる表現になります。
臨機応変に用いて、仕事に活かしていきましょう。