この記事では「ご健康をお祈り申し上げます」という言葉について説明していきます。
「ご健康をお祈り申し上げます」とは?
意味はそのままで健康であること、病気や怪我などがないことを祈るということになります。
意味合いが近い「お大事にしてください」と異なり、健康な人を相手に使うことができます。
入院が必要な病気にかかっている人には「ご自愛ください」「一日も早いご回復をお祈りしております」などが使われます。
「ご健康をお祈り申し上げます」自体は挨拶として文末に使うケースも見られ、「皆様の」など、対象になる人を先につける使い方が一般的です。
神社などが参拝客や人々の健康を祈願するという使い方も可能です。
「ご健康をお祈り申し上げます」を使った例文
・『寒い日が続きますが、ご家族の皆様のご健康をお祈り申し上げます』 手紙の文末に使うケースの冬に使う例文と言えます。
夏であれば熱中症などに絡めて文章が作れますが春と秋は特に季節に絡めずそのまま挨拶に持っていっても良いでしょう。
・『当社では医薬品の製造を通じて皆様のご健康をお祈り申し上げます』 薬品メーカー企業概要の挨拶で使えないことはないケースです。
食品、運動器具あたりまではこの挨拶が可能ですが、不可能な業種のほうが多いとも言えます
・『最後になりますが、ご家族の皆様のご健康をお祈り申し上げます』 手紙などの挨拶の最後に使うケースで季節を絡めずいつでも使えるメリットがあります。
「ご健康をお祈り申し上げます」の言いかえ表現
「いっそうのご自愛をお祈り申し上げます」 「ご健勝をお祈り申し上げます」「お体を大切にお過ごしください 」などが言いかえとしてあげられます。
「お体に気をつけて」も意味合いとしては近いですが、やや敬語の段階が親しい人に向いたものと言えます。
「ご健康をお祈り申し上げます」の類似表現
これからも健康でいてくださいという意図が含まれている言葉であれば類似表現となりえ、「お元気で」あたりが最も短い文章での表現と言えます。
祈る要素こそないですが「健康でいてください」という言葉でも類似表現と言えるでしょう。
「お大事にしてください」も意図は類似していますが、使う相手は病院に行っている人、薬局に行っている人などになるので注意したほうがいいでしょう。
「ご健康をお祈り申し上げます」の敬語表現
この言葉の時点ですでに敬語になっており、「ご家族の皆様」などを先につけることがあります。
全く敬語にしない表現では「元気でな」あたりが挙げられ、「お元気で」の時点でも敬語ではあると言えます。
「ご健康をお祈り申し上げます」の英語表現
I pray for your health となり、prayは祈る、healthは健康の意味です。
まとめ
「ご健康をお祈り申し上げます」という言葉は手紙の締めとして使える言葉で、挨拶としての意味合いも強くなっていますが、嫌味もなく使いやすい言葉です。