この記事では「順次対応させていただきます」について解説をします。
「順次対応させていただきます」とは?意味
順番に従って事を行っていきます、という意味です。
「順次」には、決まった並び方に従って物事を行うさまという意味があります。
どのような順番でもよいのではなく、順を追って物事を行うさまをいいます。
「対応」は、そのときの状況などにあわせて物事を行うことという意味です。
「させていただき」は「させていただく」のことで、相手に許しを求めることによって、その動作を遠慮しながら行う意を表します。
このように表現をして、相手に敬意を表しています。
「ます」は敬意を表す語です。
「順次対応させていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、混雑しているときなどに、順に従って物事を行うことを伝える際に使用をします。
たとえば、いくつもの問い合わせがやってきたとします。
Aさん、Bさん、Cさんという順番で問い合わせがされました。
問い合わせを受けた側は、最初に問い合わせをした人から順に従って回答をしていくつもりです。
Cさん、Bさん、Aさんといったように、順番に関係なく対応をすることはしません。
そういったときにこの言葉を使用します。
順番に対応をしていきますと伝えておくと、「私は後回しにされているのではないか」と相手に疑問を持たれる心配が少なくなります。
自分が先に申し込みなどをしたのに、後回しにされてしまうと不愉快になります。
順番に従って行っていると伝えてもらえれば、そういったことがなくなります。
「させていただく」は、許可を受けて行うとき、恩恵を受けるときに用いる言葉です。
これらにあてはまらない場合には、「順次対応をいたします」のような表現をします。
「順次対応させていただきます」を使った例文
・『お待たせしてしまって申し訳ありません。順次対応させていただきます』
「順次対応させていただきます」の返答や返信例
順に従って対応をしてくれるので、自分の番になるまで待っていましょう。
他の人たちも同じように待っているので、自分だけ先にというわけにはいきません。
急いでいることもあるかもしれませんが、順番になるまで待っている必要があります。
自分を先にして欲しいと催促したりすると、相手の迷惑になります。
この場合は待っているしかありません。
順番になったら対応をしてくれるので、そのときにはお礼を伝えましょう。
まとめ
この言葉は、順に従って物事を行うことを表しています。
混雑をしていて、人を待たせてしまっているときなどに用います。
こういった言葉を伝えておくと、待っている人を「まだだろうか」と不安にさせることが少なくなります。