この記事では「こちらで預からせていただきます」について解説をします。
「こちらで預からせていただきます」とは?意味
あるものを話し手の方で預かるという意味です。
「こちら」は話し手自身や話し手側を指しています。
「預から」は「預かる」のことで、人の身柄や物品などを引き受けて、その世話や管理をするという意味です。
「せていただき」は「せていただく」のことで、相手に許しを求めて行動する意を表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「こちらで預からせていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手が持っているものを話し手の方で一時的に管理する場面で用います。
イベント会場へ入るときのことで説明をします。
このイベントでは、安全に配慮してペットボトルの持ち込みを禁止しています。
来場者が危険なものを持っていないか、会場入り口で手荷物検査を行います。
ある人はペットボトルを持っていました。
会場内に持ち込ませることはできないので、イベント主催者側でそれを預かることにしました。
このような場面で用いる言葉です。
「せていただきます」で相手に許しを求めています。
他人の持ち物なので勝手に預かることはできず、そのため許しを求める表現をしています。
「こちらで預かります」という言い方でも相手はそのものを手渡してくれるでしょう。
しかし、このような言い方をすると一方的な印象を与えて、不快にさせる可能性があります。
不快にさせてしまっては、そのものを預からせてもらえなくなる可能性があります。
他人に何かをしてもらうときは、その人がどう感じるかを考えた言い方をしましょう。
「こちらで預からせていただきます」を使った例文
・『恐れ入りますが、こちらで預からせていただきます』
「こちらで預からせていただきます」の返答や返信例
あるものを預かってもらう必要があるので、そのものを渡してください。
そのものは後で返してもらえるはずです。
しかし、自分のものを他人に渡すのには不安があり、渡したくないこともあると思います。
この言葉を伝えられるということは、そのものは預かってもらわなければならないということです。
なぜ預かる必要があるのか説明してもらえれば、預かってもらうことに納得できるでしょう。
なぜそうする必要があるのか説明を求めてください。
相手の求めを拒否すれば、会場に入れないなどある事柄ができなくなる可能性があります。
まとめ
この言葉は、聞き手が持っているものを話し手の方で預かるときに用います。
自分のものを他人に渡すのには不安があります。
なぜそうする必要があるのかを説明し、丁寧にお願いをしましょう。