この記事では「このご恩は一生忘れません」について解説をします。
「このご恩は一生忘れません」とは?意味
感謝すべき行為を人から受けたとき、感謝の意を表す言葉です。
「この」は、空間的・心理的に話し手に近いものや、話し手が直面している事柄をいいます。
この場合は、話し手が受けた恩を指しています。
「ご恩」は「恩」を他人を敬ったいい方にしたものです。
恩には、他の人から受ける感謝すべき行為という意味があります。
「一生」は、生まれてから死ぬまでの生きている期間、生きている間に一度しかないようなことという意味です。
この言葉の場合は、生きている間に滅多にないことという意味で用いています。
「一生のお願い」と同じような使い方です。
「忘れません」は記憶からなくさないという意味です。
「このご恩は一生忘れません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
大きな恩を受けたときに使用する言葉です。
感謝の意を表すものになります。
日常の中には感謝すべき事柄がさまざまありますが、この言葉は感謝すべき事柄の中でも重大なものを他の人から受けた場合に用います。
たとえば、これがなければ会社をクビになってしまっていた、大きな契約を逃してしまっていたといったことです。
自分のこれからを左右するような大きな事柄について救ってもらうのは、生きている間に滅多にないことでしょう。
なくてもそれほど困らない資料を届けてもらった、会議で助け船を出してもらった、一緒に叱られてくれたなどについては、この言葉を用いることはほぼありません。
これらは、自分の人生を左右するような大きな事柄ではないからです。
ビジネス以外では、お金を貸してくれたことで命が助かった、交通事故に遭いそうなときに助けてくれたなどのときに、この言葉が用いられています。
こういった、重大な事柄に使う言葉で、ビジネスシーンでも重大な事柄について恩を受けたときに使用をします。
頻繁に使用していると嘘くさくなってしまうので注意が必要です。
「一生」は生きている間に一度しかないようなことという意味なので、この言葉も頻繁には用いないようにします。
「このご恩は一生忘れません」を使った例文
・『○○さんからのこのご恩は一生忘れません』
「このご恩は一生忘れません」の返答や返信例
話し手は聞き手に感謝の意を表しているので、その気持ちを受け取ります。
謙遜する必要はありません。
他のときにも助けてあげられるようなら、そのことを伝えるとよいでしょう。
まとめ
大きな恩を他人から受けたときに用いる言葉です。
一生に何度もないような恩を受けたときに用いるものなので、この言葉は一生に何度も使うものではありません。