この記事では「気づかずに申し訳ございませんでした」について解説をします。
「気づかずに申し訳ございませんでした」とは?意味
ある事柄に注意が向かなかったことへの謝罪の言葉です。
「気づかず」は「気づく」を「ず」で打ち消したものです。
「気づく」には、これまで意識していなかったものへ注意が向いて、物事の存在を知るという意味があります。
それを「ず」で打ち消しているので、意識を向けることができず、物事の存在を知らないという意味になります。
「申し訳ございません」は謝罪の際に用いる言葉です。
「でし」は「です」のことで、「だ」「である」の丁寧な表現です。
「た」は動作や存在の確認の意や、動作や作用が過去に行われた意を表します。
「気づかずに申し訳ございませんでした」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、その存在を知っていた方がよいのに、話し手側が存在を知らずにいたときに用います。
たとえば、職場に体調不良の人がいたとします。
この人をAさんとします。
Aさんは普段通りに仕事をしていたので、同じ職場で働いているBさんは、Aさんが体調不良であることがわかりませんでした。
そのため、Bさんは普段通りにAさんとともに仕事をしていました。
その後、Aさんは会社を体調が悪くて会社を休みました。
そのことを知ったBさんは、Aさんの体調を知らずに無理をさせてしまったのではないかと罪悪感を持ちました。
そこで、Aさんに対して体調に意識が向かず悪かったと伝えることにしました。
その言葉として用います。
その他にも、メールをもらっていたのに気がつかなかった、荷物が届いていたのに気がつかなかったといった場面でも使用できます。
「気づかずに申し訳ございませんでした」を使った例文
・『気づかずに申し訳ございませんでした。今確認をいたしました』
「気づかずに申し訳ございませんでした」の返答や返信例
気がつかなかったことで大きな損害がでる、ということは少ないでしょう。
大きな損害がなければ許せるはずです。
許しを与えることができるならば、「気にしないでください」などの言葉を伝えます。
気がつかなかったことで迷惑を受けた場合は、今後はそのようなことがないように注意をした方がよいかもしれません。
しかし、気がついてもらえるような工夫をしていなかったこちらにも問題があると考えられるので、こちらでも気をつけるようにしましょう。
まとめ
この言葉は、その存在を知っていた方がよいのに、あるものの存在を知らずにいたときに用います。
他人の体調不良、メール、荷物の到着に気がつかなかったときなど、さまざまな場面で用いることができます。